1985年、日本(東宝)、カラー、1:1.85
【監督&脚本&編集】大林宣彦【脚本】剣持亘【脚本&助監督】内藤忠司【原作】山中恒【撮影】阪本善尚
【出演】富田靖子、尾美としのり、藤田弓子、小林稔侍、岸部一徳、秋川リサ、入江若葉、佐藤允、浦辺粂子、砂川真吾、大山大介、林優枝、柿崎澄子、根岸季衣、明日香尚、峰岸徹、樹木希林、小林聡美、他
先週までの調子で、好きな映画を思い浮かべることで気合を入れながら仕事をはかどらせようとしたつもりだったのだが…。
『さびしんぼう』といえば究極の「片思い映画」で、片思いといえば「妄想」。
しかも、多くの妄想映画は主人公が妄想に次第にのめりこんで溺れていくという陰のイメージが強いのに対し、『さびしんぼう』は陰の部分も描きつつそれを乗り越えての光の面も描いている素晴らしい映画で、よって内容が多面的でついついあれこれ考えることになってしまって、単にもの思いにふけっただけで逆効果だった。いったい何やってんだ。
というわけで、『さびしんぼう』について思ったことについては、とても一言で語れないので、いずれまとめて。