シネサルの「映画のブログ」

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 『12人の怒れる男』 ★★

【原題】12
2008年、ロシア、カラー、1:2.35、35ミリ上映、ドルビーデジタル、160分、字幕
【監督&脚本】ニキータ・ミハルコフ
【出演】ニキータ・ミハルコフ、他
2008/07/31(木)18:30〜21:10、よみうりホール、約90%
 被告人が有罪か無罪かの議論そっちのけで、12人のオヤジ陪審員たちの身の上話や日ごろのウップンのぶちまけ合戦が繰り広げられ、それらの発言を通して今のロシアが抱えるさまざまな問題が浮かび上がってくるという映画。
 もちろん目的はあくまでメッセージで、それを伝える手段として有名なストーリーをベースに使っているのだが、難点を挙げると、台詞による回想はイメージしにくい、12人分のエピソードは手を広げ過ぎ、独善的なオヤジの主張の連発で聞いていて疲れる、これだったら現状160分をかなり短くした方が良かったかも、など。