【原題】"Red Cliff / 赤壁" (【英】、意味:「赤壁」という中国の地名の直訳、赤い崖)
2008年、米=中国=日=台湾=韓国、カラー、1:2.35、35ミリ上映、ドルビーデジタル、145分、北京語、字幕(戸田奈津子)
【監督&脚本&製作&製作総指揮】ジョン・ウー、他【音楽】岩代太郎
【出演】トニー・レオン、金城武、チャン・フォンイー、チャン・チェン、ヴィッキー・チャオ、中村獅童、リン・チーリン、他
2008/11/15(土)20:15-22:55鑑賞、109シネマズグランベリーモール1、約100人/209席
ジョン・ウー念願の企画ということは、香港ノワールやハリウッド映画にはない、自国のコスチュームプレイや合戦シーンに思い入れがあったということだろう。
そして出来上がった本作は、人間模様はシンプルで合戦シーンがメインになっている。
しかし、そんな合戦シーンは、大量のエキストラを動員しているにもかかわらず、まるでチョウ・ユンファの二丁拳銃のようなトリッキーな動きをする個人技が中心で、「モブシーンと個人技、ホントはどっちをやりたいの?」という疑問が起こる。
それから、私は登場人物の想いを強く感じられる映画が好きなので、大人数が大きな出来事に巻き込まれるストーリーだと、どうしても一人ひとりの想いが薄まってしまうのが不満。