シネサルの「映画のブログ」

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 『罪とか罰とか』 ★☆

2008年、日、カラー、1:1.85、35ミリ上映、35ミリ撮影、110分、日本語
【監督&脚本】ケラリーノ・サンドロヴィッチ
【出演】成海璃子永山絢斗段田安則犬山イヌコ奥菜恵大倉孝二山崎一安藤サクラ市川由衣徳井優佐藤江梨子、六角精児、緋田康人入江雅人田中要次高橋ひとみ麻生久美子石田卓也串田和美広岡由里子、山本剛史、行定勲森若香織、他
2009/02/17(火)18:30-20:20鑑賞、九段会館、約50%
 全編を悪ふざけで覆いつくすことを目指した映画なのだろう。
 その結果、「頑張って面白い映画を作ろうとして出来た面白い映画」より、「深く考えずにお気楽に作って、その結果面白い映画になっていた」の方が素敵、だと思っているのかもしれない。
 はたして、適当に作ったことが効を奏した映画の成功例があったかどうかは思いつかないが、「深く考えなくていい映画」ならば、深く考えずに「面白くなかった」って結論でいいかな?
 出演者的には、可愛くも不細工にもしてもらえなかった璃子ちゃんはじめ、ものすごく気合を入れて演じたものの、出演シーンが面白くなかったので報われなかった奥菜恵や、顔すらまともに写してもらえなかったサトエリなどは、ゆるゆる演出の被害者か?
 その反面、クセ球をのびのび投げさせてもらえた麻生久美子安藤サクラが、相対的に目立つことになってしまった。
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