【6/09(火)】
フジテレビ19:00-20:54の「世界おもしろ珍メダル バカデミービデオ大賞第8回」(★★☆)。
今回も面白くて、エクストリームアームレスリングが大賞に選ばれたのは納得(もしくはシェービングクリーム強盗でもOK)だけど、最高ではなかった。
なぜザック・ゴードンを再登場させるべく追いかけないのか?と思う。
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TBSテレビ24:29-24:59の「私の10のルール」役所広司の後編。(★★)
彼が監督した『ガマの油』の撮影中からキャンペーンの模様までを追跡しながらインタビュー。
役所さんはいい人。
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その後、テレビ朝日24:45-25:15の「草野キッド」、山崎邦正が自身の芸人人生と、そこから得た教訓を語っていたのを途中から観る。(★★★)
大勢のファンが突然離れていっていなくなったときに「みんな死んだんだ」と思うことにしたとか、何をやってもウケなくて芸の方向性を見失ったときに、ムツゴロウの番組でパグがキャンキャン吠えながらセントバーナードに歯向かっていったのを参考にして「吠え芸」をあみ出して以来「パグ師匠」と崇めているなどの話に大ウケ。
でも、困難を克服したのは他でもない自分自身の力で、気の持ちようをひと工夫することで成し遂げているという、実はいい話。
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【6/10(水)】
仕事から帰って、フジテレビ13:00-13:30の「ごきげんよう」の録画を観る。(★★)
今週月曜日8日から今日までの3日間は木村大作がゲスト出演。
マイカーを『剱岳 点の記』の宣伝用にデコレーションして、それに乗って全国を回るほどの、なりふり構わぬキャンペーン活動の一環としての出演。
観れたのは、昨日と今日の2日分。
バラエティ番組の雰囲気に合わせて明るく振舞っているんだけど、語るときはついつい熱く長くなってしまう。
で、思ったんだけど…、
『ROOKIES-卒業-』とか、さらには『おくりびと』のアカデミー賞受賞後のヒットの仕方に感じたのは、これってもはや「イベント」であって、「映画」とか「作品」として受けとめられてないんじゃいか?ということ。
『ROOKIES』を観に来る人が何を期待するかといえば、「映画」に期待するような「新鮮な驚き」ではなく、自分が想像していたものがそのまま体験できるという、「イベントに期待するもの」に近いと思うから。
そんな「イベント映画」がヒットしているということは、映画が他の似て非なる物にとってかわられて、主役の座から降りた節目の年が今年だったと将来言われるかもしれない。
「映画」は「作品」ではなくて「イベント映像素材」、「映画館」は「映写主体のイベントスペース」と化しつつあるのではないか?ということ。
そんな流れを断ち切るものがあるとすれば、それは映画に熱い想いを込められる木村監督のような映画の作り手や、そんな他者の多種多様な想いを受けとめられる受け手の存在だろう。
とにかく「熱く」「強く」ならないと、「映画」や「映画的な情緒」の滅亡の危機を克服できないと思う。