【9/10(木)】
今日は『キラー・ヴァージンロード』の宣伝関係で、上野樹里づくし。
まず、TBSテレビ19:55-20:54の「関口宏の東京フレンドパークII」。(★★)
共演は木村佳乃と小倉久寛。
樹里ちゃんは、体を張ったゲームだとハメをはずしまくってたけど、クイズだと冷静に答えを連発していたのには、ちょっとビックリ。
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続いて、WOWOWの21:30-23:15の『スウィングガールズ』(★★★)をチラチラッと観る。
矢口史靖監督の演出は、ビックリしたりよわったりする表情を登場人物たちにオーバーにやらせるのだが、それが不自然ではなく映画の内容にピッタリで無くてはならない要素になっているという、作りこみぶりの完璧さが素晴しい。
そして、そんな表情をこなせる上野樹里や貫地谷しほりを、当時まだ新人にもかかわらずキャスティング出来ていることも素晴しい。
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フジテレビ23:00-23:30の「TOKIO@5LDK」。(★★☆)
ゲストは、上野樹里と岸谷五朗監督。
樹里ちゃんが別の芸能事務所からアミューズに移籍したことは知っていたけど、それが「てるてる家族」の共演がきっかけで、気に入った岸谷が働きかけたことは初耳だった。
確かに、当時「石原さとみは『てるてる家族』のようなコメディに向いている」と思って観てみたら、彼女の隣で姉役を演じる見たこともない女優が、全くそん色のない芝居をしていたのに驚いたのが、私が樹里ちゃんを最初に見た印象だった。
だから、そばで見ていた彼が彼女をほおっておかなかったのも無理もない。
でも、その一方で樹里ちゃんのことを「違う動物」呼ばわりもしてたりしてねぇ。
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続いて、WOWOWの23:30-23:55の「上野樹里と5つの鞄 #2 HOPE」。(★☆)
徹夜の仕事を強要されて不満を感じているアニメーターの上野樹里が、外出しようとしてエレベーター内に閉じ込められる。
ほぼ全編1人で出ずっぱりで、色々な動きを見せてくれるのはいいんだけど、ストーリー的にどうでもいいタイプで、もの足りない。
『キラー・ヴァージンロード』のTVCMで、目をひんむいて絶叫したり、追いかけられて弱り顔で逃げている方が、ピッタリはまっているのに比べれば、観る側が見たがっているものを見せてもらえない不満が残る。
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【9/11(金)】
ポレポレ東中野での『あんにょん由美香』(★★★)の上映が、夜の回があるのが今日までで、明日からはレイトのみになるので、今晩観に行くことにする。
本当はその前にもう1本、『意志の勝利』を昼間に観てからハシゴしようと思っていたが、午後にミーティングを入れられてしまったので、1本のみ。
渋谷まで行って、山手線と中央線を乗り継いで東中野に18:05ごろに着き、入場前に他の劇場にはあまり置いてないような映画のチラシを物色してから、開映時刻18:15ちょっと前に入場。
お客さんは、約10人。
予告編は『イメルダ』のみで、すぐに『あんにょん由美香』本編の上映。
この映画を観て、もの足りないと思う邦画が最近多いと感じる理由が、映画や登場人物と観客、監督と俳優の間に「愛」が横たわっていると感じることが傑作には往々にしてあるが、映画を愛の対象として考えずに、出来の良し悪しのレベルだけにこだわってきれいにまとめようとしているだけの作り手が多いからじゃないかと思った。
『あんにょん由美香』に出てくる人たちは、はた目から見ればカッコ悪いのだが、カッコ悪いことがやれてしまうことをいとおしいと思うから、愛があふれている作品になっている。
見てくれの良さを重視した作り手や、あら探しだけの受け手なんか、もういらない。
終映は20:15頃で、そのまま来たときの経路で帰る。
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家に帰って、WOWOWの「キラー・ヴァージンロード プロローグドラマ」(★☆)の録画を観る。
5分程の短編が全4作品。
ストーリーは、映画『キラー・ヴァージンロード』の数ヶ月前の脇役たちのエピソード。
元々おまけみたいなもので、観なくてもいい内容。
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【9/12(土)】
午後は、たまったTVの録画がを観たりする。
夕方に『ひぐらしのなく頃に』(★)の録画を観る。
東京から山村に転校して来た高校生が、言い伝えられている祟りや秘密を隠している同級生たちと向き合うという、定番のストーリー。
一言で言えば、村の様子や登場人物たちの描かれ方にリアリティが感じられないという、肝心な部分に問題のある映画。
生身の人間っぽさや怪しさが無いから、怖さも真に迫らず、観始めて早い段階で気分的にドロップ。