シネサルの「映画のブログ」

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 2010/05/28(金)〜2010/05/29(土)の日記 (「DAIGEI FILM AWARD 2010 in TOKYO」)

【5/28(金)】
 今日は映画を観に行かない。
 そんな日でも、サイトとブログだけで、けっこうな時間がつぶれてしまう。
 いかんなぁ、こんなんじゃ…。
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 夜に、今日NHK-BS2で放映されたクリント・イーストウッドの真実」の録画を観る。(★★)
 彼が『インビクタス』までの自分の監督した作品について語る。
 とは言っても、監督作品数が多いので、主に最近の作品に絞って。
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【5/29(土)】
 シネマート六本木4で今日と明日開催の「DAIGEI FILM AWARD 2010 in TOKYO」を観に行く。
 大阪芸術大学映像学科卒業制作の作品と卒業生による自主映画の特別上映が無料で観られる。
 12:00から20:10までが上映時間だが、15:30の回あたりから観に行こうとする。
 千代田線から霞ヶ関駅日比谷線に乗り換えて六本木駅に行こうと思っていたが、乃木坂駅で降りて歩いた方が早くて安いと思い始めて、急遽それを実行する。
 約1Kmの道のりを早歩きで10分ぐらいで、結局14:35頃にスクリーン4に着くと、受け付けに石井裕也監督作品の常連のとんとろとんさんがいた。
 入場すると『穴』の上映中だった。
 お客さんは30人ぐらい。
 続いて『かみんぐあうと』(★☆)。
 ドキュメンタリー番組を装ったフェイクドキュメンタリーという類似品有りの作品。
 取材していた男に対しての疑惑の真相は、実は彼が…というオチが突拍子もなく、リアル一辺倒でなく冗談っぽいところがユニークな点。
 休憩をはさんで『APE』(★★)。
 卒論で少年犯罪者を取材するうちに、彼の過ちを理解する話。
 フィルム撮りだけのことはあるのか、普通にしっかり出来ていた。
 休憩をはさんで『ツジキリヒト』(★☆)。
 撮った作品の展開が現実にも起きてしまう、辻桐人監督の行方を捜す話。
 鈴木清順っぽい「何でもアリ」映画ってのは判るけど、「何でもアリ」ってなんか卑怯な気が…。
 また休憩をはさんで、石井裕也監督作品の常連俳優の前野朋哉監督の『脚の生えたおたまじゃくし』(★☆)。
 キャラをエキセントリックにして、展開もそれに合わせて極端にしているが、根は中学生の純愛妄想モノ。
 でも、トリッキーに作られた映画を、逆変換して根っこの部分を探ろうとしながら観ると、そんな頭を使わなくても自然に根っこを楽しめる映画の方を観たいと思ってしまう。
 素材の良さを前面に出した料理の方が、濃い味付けの料理より高度な気がする感じ。
 トリッキーさ自体を自然に楽しめることもあるから、一概に悪いとは言えないんだけど。
 終映後、前野監督と石井監督のトークショーで、前野監督の人物像を石井監督の方が前野監督自身よりも的確に指摘してアドバイスするという、個人的にこみいった内容をトークショーで言っちゃっているのが面白い。
 終演は20:30ごろで、帰りも乃木坂駅まで歩いて千代田線で帰る。
 自宅近くの閉店時刻間際のスーパーで、食品廃棄削減の意味もこめて、安くなった食材をあれこれ買ってから家に帰る。