シネサルの「映画のブログ」

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 『マダムと女房』 ★★☆

1931年、日本(松竹)、モノクロ、1:1.33、57分、日本語
【監督】五所平之助【原作&脚本】北村小松
【出演】渡辺篤田中絹代、他
2013/04/06(土)鑑賞、NHK-BSプレミアム放映
<ストーリー>
 物書きの男が郊外でいい女を見つけてその地が気に入って借家に引っ越したが、昼間からジャズ演奏の騒音に悩まされて筆が進まない。
 文句を言いに行ったら、ジャズ歌手のマダムやバンドのメンバーたちと意気投合し、このことに寂しい思いをした妻は、自分にもマダムのような洋服を買ってとせがんだ。
<感想>
 日本初の本格的トーキー映画だが、それよりも冒頭の作家と風景画家の大人げないやりとりや、カットを細かく割りながらの寄りの編集など、1930年頃には既に映画の表現が今と変わらない程に完成されていたことが判る。