【原作】"Il Grande Colpo Dei Sette Uomini D'oro" / "Golden Seven: Strike Again!"、(意味「黄金の七人の大襲撃」「黄金の七人、再襲撃!」)
1966年、イタリア=フランス=スペイン、カラー、1:1.66、モノラル、102分、イタリア語他
【監督&脚本&製作】マルコ・ヴィカリオ
【出演】ロッサナ・ポデスタ、フィリップ・ルロワ、エンリコ・マリア・サレルノ、ガストーネ・モスキン、他
2013/05/11(土)鑑賞、NHK-BSプレミアム放映
<ストーリー>
前作『黄金の七人』(1965年、★★)に続き、教授(ルロワ)と6人の男(モスキン他)とジョルジア(ポデスタ)たちが再度銀行の金庫から金塊を強奪するが、謎の組織に捕まって、ミサイルを設置したと噂される中南米の独裁者(サレルノ)の誘拐を彼らから依頼された。
潜水艦で密入国し誘拐を遂行する傍ら、東欧から供給された金塊満載の寄港中の軍艦の強奪も行った。
<感想>
シリーズ2作目。
前作もだったけど、ストーリーはご都合主義で雑な作りの映画なのだが、それでも憎めない。
軽快な映像にスキャットのテーマ曲が流れるメインタイトルにワクワクしてしまう(ここが劇中で1番かも)。
荒唐無稽な盗み技とか、ロッサナ・ポデスタのセクシーで奔放なキャラとか、「『ルパン三世』実写版」と言えば未見の人には通じやすい。
もちろん、ルパンが1967年発表だからこっちの方が先で、『新・黄金の七人 7×7』(1969年)のトリックをアニメのルパンが丸写ししてたこともあったりする。
クライマックスで、山積みの金塊を盾にしての銃撃戦の画ヅラもかなりバカバカしいが、そんなたわいもないことを臆面もなく映像化する堂々とした姿勢がいい。
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