シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

 『共喰い』 ★★☆

2013年、日本、カラー、1:2.35、デジタル上映、102分、日本語、R-15
【監督&音楽】青山真治、他【原作】田中慎弥
【出演】菅田将暉、木下美咲、篠原友希子、光石研、田中裕子、岸部一徳、他
2013/09/09(月)鑑賞、吉祥寺バウスシアター1
 静かに展開しながら、少しずつどうにもならない異常な状況になっていくのは、確かに『Helpless』みたいだ。
 前半の、町の淀んだ空気が人々をその場所へと縛り付ける感じは、とても良く表現されていた。


 昭和63年の夏から始まる時代設定が強調されていたが、昭和の最後ということ以上の意味は感じなかった。
 鬱屈した地元での生活から逃げ出したいと思う若者の話は、確かに平成以降では成り立たないかもしれないけど。