シネサルの「映画のブログ」

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 「日本アカデミー賞」:ちゃんと選んでる?

 3月7日(金)に、2013年度の日本アカデミー賞の授賞式がありました。
 結果には何の興味もないけど、例によって「身内受け?」「堕落?」と思われることが目についたので、突っ込みを入れておきます。
 (この疑惑が本当だとしたら、映画の将来を考えたら小さいことを気にしてられないだろうと言いたい。)
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▼スタッフ関係の優秀賞は、以前は5作品で機械的に選んでいた感じだったが、その頃に比べれば幾分バラけたとはいえ、まだ怪しいか?
 ▽監督/脚本:
   『舟を〜』(松竹)『そして父〜』(ギャガ)『清須〜』(東宝)『東京〜』(松竹)『凶悪』(日活)
 ▽撮影&照明:
   『舟を〜』(松竹)『そして父〜』(ギャガ)『東京〜』(松竹)『利休〜』(東映)『許されざる者』(WB)
 ▽美術:
   『舟を〜』(松竹)『清須〜』(東宝)『利休〜』(東映)『許され〜』(WB)『少年H』(東宝)
 ▽録音/編集:
   『舟を〜』(松竹)『そして父〜』(ギャガ)『清須〜』(東宝)『東京〜』(松竹)『利休〜』(東映)
 ▽音楽:
   『舟を〜』(松竹)『そして父〜』(ギャガ)『清須〜』(東宝)『東京〜』(松竹)『利休〜』(東映)『風立〜』(東宝)『かぐや〜』(東宝)
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▼新人賞の対象作品が以下のようによく解らない理由で選別されているようだ。
 「1日3回以上上映」の作品が対象になるので、対象外作品はそれを満たしていないとかあるのかな?(3回以上という基準自体どうかと思うが。)
 ▽忽那汐里
   脇役だった『許されざる者』『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』が対象。
   主役だった『ペタル ダンス』(ビターズ・エンド)は対象外。
 ▽黒木華
   脇役だった『舟を編む』(松竹)『草原の椅子』(東映)が対象。
  『くじけないで』(松竹)や主役だった『シャニダールの花』(ファントム・フィルム)は対象外。
 ▽壇蜜
   主役の『甘い鞭』(角川)が対象。
   脇役だった『フィギュアなあなた』(角川)『体脂肪計タニタの社員食堂』(角川)が対象外。
 ▽綾野剛
   脇役の『横道世之介』(ショウゲート)と主役(?)の『夏の終り』(クロックワークス)が対象。
   主役の『シャニダールの花』や『たとえば檸檬』(ドッグシュガームービーズ)は対象外。
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▼優秀主演女優賞の5人中、(未見の『武士の献立』も含めて)真木よう子以外の4人は助演扱いの方が相応しいと思う。
 実際キネマ旬報だと、4人中吉行和子以外の3人は助演女優賞の投票しかない。
 他に主演女優賞に相応しい人をあえて外すために、無理な選考をしたと勘ぐってしまう。