シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『心霊現象で追い詰めろ!』」 ★★

【原題】The Killing(意味「殺し」)
シーズン2、第22話
1968年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】リー・H・カツィン【脚本】ウィリアム・リード・ウッドフィールド、アラン・ボルター【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、マーティン・ランドー、バーバラ・ベイン、グレッグ・モリス、ピーター・ルーバス他
2017/03/22(水)再放送(17:55、BSジャパン)、2017/03/27(月)鑑賞
<ストーリー>
 殺人請負業のボスで、自分は直接手を下さず、死体を残さず行方不明扱いにさせるゴードンの罪を暴いて殺人を阻止する指令を受けた。
 ジム(グレイブス)とシナモン(ベイン)が仲の悪い夫婦に成りすましてゴードンの家の隣に引っ越して彼をパーティに招待し、そのすきにバーニー(モリス)とウィリー(ルーパス)がゴードンの家に細工をした。
 同席したジムの兄役のローラン(ランドー)が、少年時代に死んだ2人の弟の霊と会話し、起きていたポルターガイストが収まった。
 ジムが酔って寝た後、シナモンが色仕掛けでゴードンにすり寄り夫の殺人を依頼するが、ゴードンは断った。
 翌日、シナモンがゴードンの家に来て、昨夜2人でいたところの写真を浮気の証拠とされたと言い、ジムが現れてゴードンに襲い掛かると、ゴードンの側近がジムをナイフで刺し、血糊入りのセーターを着ていたジムが死んだふりをした。
 ゴードンはシナモンに何も言うなと言って帰し、ジムを焼却炉で焼いたが、その夜シナモンとローランがゴードンの家に来て、ジムの霊の心霊現象が起きた。
 ゴードンが1人で2階に上がって現れたジムの霊を撃つと、それは気絶させられた側近で、ジムたちは警察に通報して立ち去った。
<感想>
 「スパイ大作戦」の作戦の中で、心霊現象を起こしてターゲットをうろたえさせてミスをさせるというエピソードが結構あったと思うが、そんな回はしょぼい印象を受ける。
 理由は、高いテクノロジーを使いながらその現象が非科学的であることの落差と、敵側の反撃が少なくなりがちなのでスリルが足りなくなるから、といったところか?
 今回は敵が冷静さを保っていたので、落差と敵の物足りなさの両方とも感じ方が弱くてまだ良かったが。