シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『国王がドナー!?(移植手術を演出しろ)』」 ★★

【原題】The Btohers(意味「兄弟」)
シーズン4、第11話
1969年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】マレイ・ゴールデン【脚本】リー・ヴァンス【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、レナード・ニモイ、グレッグ・モリス、ピーター・ルーパス、ミシェル・ケリー、他
2017/08/03(木)17:58再放送、BSジャパン、2017/08/05(土)鑑賞
<ストーリー>
 中東の国王を密かに幽閉した実の弟のサマンダル皇子は、国王に代わって石油をはじめ利権を手にし圧政を行っていた。
 国王の友人に成りすましたパリス(ニモイ)が入国して、女好きの皇子は同行してた遊び友達役のIMFメンバーのリサ(ケリー)目当てに面会し、英国に代わる新たな石油の取引の話をすると、パリスが倒れて彼の主治医役のジム(グレイヴス)とリサを呼んだ。
 皇子がリサと酒席を設け、パリスが持参したブランデーのビンに遠隔操作で薬物を入れて皇子に飲ませ、腎臓病の症状を起こして倒れさせた。
 ジムが診察して早急に腎臓移植が必要だと言い、皇子の側近のハタフィス大佐は、ジムの浮気をバラさないこととひきかえに宮殿内の遊戯室で手術をさせた。
 ニセの病院に気を失っている国王が運び込まれ、ジムが2人の間で移植手術を始める振りをし、バーニー(モリス)とウィリー(ルーパス)が遊技場の下の階の天井に穴を開けて、手術台から下の階に国王と皇子を下ろし、ヒゲの有無を入れ替えて2人を入れ替えて手術台に戻した。
 パリスが嫌ってる大佐のせいで契約が破談になれば大佐はクビになるとリサに言われた大佐は、停電させて2人を殺そうとするがバーニー達が復旧させた。
 次に大佐は、手術後に国王の呼吸器を止めて殺し、皇子に罪を擦り付けて自分が摂政として権力を握ると呼び寄せた族長たちに発表したが、本物の国王が現れて大佐は捕らえられた。
<ストーリー>
 手術のスタッフ約10名を加えた、大人数による作戦。
 途中で敵が仲間割れするのでストーリーは複雑で、ハプニングで展開の先が読めない利点がある反面、解り難くて追いきれず、作戦への集中を弱めたように感じられた。
 日本での放送当時は「ドナー」という言葉は知られていなかったので、邦題の「国王がドナー!?」は再放送時のもので、初回は「移植手術を演出しろ」だった。