シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『老害の首相』」 ★☆

【原題】Phantoms(意味「幽霊たち/幻影」)
シーズン4、第19話
1970年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】マーヴィン・チョムスキー【脚本】ローレンス・ヒース【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、レナード・ニモイ、グレッグ・モリス、ピーター・ルーパス、アントワネット・バウアー、他
2017/08/03(木)17:58再放送、BSジャパン、2017/08/05(土)鑑賞
<ストーリー>
 独裁者の首相ヴォルカが西側に友好的な若い芸術家たちの粛清を企んでいたので、副首相を代わりに首相にさせることを命じられた。
 テレビクルーに成りすましたバーニー(モリス)たちがインタビューするために首相を訪ね、小型のテレビカメラとプロジェクターとスピーカーを部屋に仕込み、首相のメガネをプロジェクターからの見えない映像が見える赤外線メガネにすり替えた。
 次に、ジム(グレイヴス)が首相の青年期の事を書いている作家に成りすまして訪ね、首相が殺した愛人リサと行方不明の彼女の息子のことを尋ねた最中、リサの霊に成りすましたIMFメンバーのノラ(バウアー)の映像を映し、粛清しようとしている詩人のザーラが自分と首相の子供だと告げた。
 子供を孤児院に預けたという証人に成りすましたパリス(ニモイ)の証言により、信じた首相はザーラを官邸に護送させたが、途中でジャックして、ザーラにに変装したパリスが首相の所に来た。
 首相とザーラが二人きりで会い、リサの霊の映像をエスカレートさせたため首相は錯乱し、現われた副首相が首相に代わる事になった。
<感想>
 作戦が単純で、ストーリーも少ない文字数で説明可能なのだが、そうなると「作戦がいかに凝っているか」が売りのシリーズにおいては、「目的達成のためにやっていることが大げさ」と感じてしまう。
 加えて、超常現象を利用して敵の精神を混乱させるという作戦は、ストーリー作りとしてはいくらでもご都合主義を行使できる安直さを感じるので、やらない方がいい題材だと思う。
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