シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『黒いファイル』」 ★★

【原題】Mastermind(意味「首謀者/主人の心」)
シーズン4、第8話
1969年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】ジョーグ・フェナディ【脚本】ジェリー・ルドウィッグ【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、レナード・ニモイ、グレッグ・モリス、ピーター・ルーパス、他
2017/08/31(木)17:58再放送、BSジャパン、2017/09/13(水)鑑賞
<ストーリー>
 政府の高官たちを脅迫する材料を集めたファイルを、シンジケートのメンバーのメリックが作り、組織に展開して高い地位に就くことを狙っていた。
 ファイルは彼の上司の支部長ストーンが支部の金庫に保管していて、ストーンが支部のあるビルに来た時に、エレベーターに同乗したウィリー(ルーパス)がストーンにインスリンを注入し、ストーンが支援する脳医学研究所の医師になりすましたジム(フェルプス)が訪ねた時に、ストーンは卒中の症状を起こして倒れ、ジムがIMFメンバーの脳医学研究所の病院に搬送し、手薄になった支部に窓ガラスの清掃員に成りすましたバーニーが支部長の隣の部屋に侵入して、ニセの壁の背後に隠れて、壁越しに金庫を破り、ファイルの中身を抜き取った。
 留守のストーンに代わって、IMFメンバーの製薬会社のガルビンの訪問と、ガルビンとつながりがある研究所の研究員に成りすましたウィリーの電話を受けたメリックは、ストーンが密かに取り引きをしていると思い込まされた。
 ジムがストーンの脳波をパリス(ニモイ)につないで、ストーンが思っていることをパリスが話すことが出来る研究の実験台にしているのを見たメリックはパリスを尋問し、ガルビンが提供したモルヒネをウィリーがヘロインにしてストーンが密売していたことを聞き出し、メリックは自分が代わってヘロインの取引をしようとし、パリスを支部に連れて行って金庫を開けさせ、訪ねて来たガルビンと金庫の金で麻薬取引をした。
 研究所長がストーンの部下のニコルソンを呼んで、ストーンは薬で眠らされただけで、ジムは研究所の職員ではないと話し、ストーンが支部に戻って、空の金庫とファイルを見てそこにいたメリックを射殺した。
<感想>
 「スパイ大作戦」が面白くなる要素の1つ「作戦が凝っている」は満たしている。
 でも、凝っているだけではダメで、絵的に面白味がないと、台詞に頼っている普通のドラマに見えてしまう、ということを示す実例のような作品。
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