シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『小さな潜入者』」 ★★

【原題】Chico(意味「チコ(犬の名前)」)
シーズン4、第17話
1970年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】ハーブ・ウォーラーシュタイン【脚本】ケン・ぺッタス【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、レナード・ニモイ、グレッグ・モリス、ピーター・ルーパス、他
2017/08/31(木)17:58再放送、BSジャパン、2017/09/13(水)鑑賞
<ストーリー>
 プラドーとサンドヴァルは競合する中南米の麻薬組織のボスだが、アメリカの麻薬秘密捜査官のリストのマイクロフィルムを半分ずつ入手し、合わせてリストを完成させることを交渉中だった。
 ウィリー(ルーパス)が出入りの業者に成りすましてプラドーの屋敷の空調をの配管ををふさぎ、船乗りに成りすましたパリス(ニモイ)がプラドーに3千年前のコインを売り込みに来て、地下室のコレクションの切手との交換を持ち掛け、プラドーが交換を拒否した切手にフィルムがあることを突き止め、空調の修理人に成りすましたバーニー(モリス)は、地下室のダクトの金網を開閉できる物にすり替えた。
 サンドヴァルがホテルのロビーにいるところで、ウィリーがサンドヴァルの売人の名前を言って手紙を預け、サンドヴァルはその手紙がプラドーの電話番号、宿泊客はプラドー側に寝返ろうとしている売人に成りすましたジム(フェルプス)だと突き止め、ジムはサンドヴァルにプラドーとの取引を進めるように言った。
 プラドーにニセの船乗りだと見破られたパリスは、自分がアメリカの捜査官から奪ったマイクロフィルムの方が本物だと言った。
 地下室が無人になって、バーニーとウィリーは天才小型犬「チコ」を空調ダクトに入れて地下室から切手を盗み出し、フィルムをすり替えて元に戻させた。
 しかし、チコがダクトから出ようとする寸前にプラドーとサンドヴァルとジムが地下室に入って来て、チコがまだ地下室に残っているのを見つけたジムは、チコを隠しながら脱出させた。
 2つのマイクロフィルムを合わせたが、結果はでたらめで、パリスが持ってきたフィルムをサンドヴァルのフィルムと替えて合わせると、そこにサンドヴァルの名前が現れた。
 プラドーはサンドヴァルを射殺し、IMFは警察を呼んだ。
<感想>
 動物に無線の声で指令を飛ばして、人が入れない所から物を取って来させるのは、「猫にヒスイ」(★★☆)の回と同じアイディア。
 ネコと比べると、犬は従順でおとなしいので見た目の面白さは劣るのだが、脱出に失敗することで動物のままならなさを利用したスリラーの展開にしている。