シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

「スパイ大作戦『我が友、それは刺客』」 ★★

【原題】My Friend, My Enemy(意味「我が友、我が敵」)
シーズン5、第6話
1970年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】ジェラルド・メイヤー【脚本&原案】ジーン・R・カーニー【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、レナード・ニモイレスリー・(アン)・ウォーレン、グレッグ・モリス、サム・エリオット、他
2017/10/23(月)17:58再放送、BSジャパン、2017/10/23(月)鑑賞
<ストーリー>
 任務のためにジム(グレイヴス)たちの待つジュネーブへのスイスの山道をバイクで向かっていたパリス(ニモイ)は、敵のスパイらに麻酔銃を撃たれて捕らえられ、タボール博士に催眠術をかけられ尋問されて、かつて自分の恋人をショーの最中に撃ち殺した奇術の師匠を憎んでいることを白状し、行動をコントロールする電極を頭に埋め込まれて解放され、事故に遭ったとジムに連絡し、IMFジュネーブからパリスの所にやって来た。
 タボール博士は、パリスに電波を発して、IMFのリーダーに師匠の幻影を重ねて見せて殺させようと企み、そのために恋人役のエニッドをパリスに接近させ、パリスも彼女に好意を抱いた。
 事故現場を調べていたバーニー(モリス)とダナ(ウォーレン)は、採取した指紋を照合して、東側のスパイがパリスを捕まえていたことをつきとめ、ダナがアジトのオフィスに商談相手に成りすまして乗り込んでスパイと接触し、そのすきにバーニーとダグ(エリオット)がアジトに忍び込み、そこにいた頭部に電極を埋め込まれた実験用の犬を調べて、パリスにも電極がつけられているとジムに伝えた。
 パリスはジムに、エニッドはスパイで亡命しようとしていると言い、ジムはパリスに彼女に用心しろと忠告したことで、パリスは恋の邪魔をした師匠のイメージがジムに重なって見えた。
 一人でいたパリスにエニッドが電話で、ジムが来てパリスと会うなと強要されたと言い、その最中にタボール博士らが彼女を射殺し、駆けつけたパリス向けて電波を発し、パリスは現れたジムを恋人を殺した師匠だと思って殺そうとするも正気を取り戻し、現れた博士を捕まえ、彼と犬の電極は取り除かれた。
<感想>
 敵がパリスに自白させたり殺しをさせようとするために精神をコントロールしようとし、それに対しパリスが抵抗できるか否かがストーリーの重要ポインドなのだが、いかんせん心の中のことなので観ていて判りにくく、モヤモヤした印象が強い作品。
 催眠術や魔法的な科学で人を操ろうとするストーリーは、「何でもあり」の安直な印象も与えかねないので、その意味でも避けた方が良いのだろう。
.
 さて、次回の第7話ではIMFが東京にやってくる。
 ジェームズ繁田などのアジア系俳優も多数出演。