シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『"山猫”の正体』」 ★★

【原題】Flight(意味「飛行便」)
シーズン5、第5話
1970年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】バリー・クレーン【脚本】ハロルド・リヴィングストン【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、レナード・ニモイレスリー・(アン)・ウォーレン、グレッグ・モリス、サム・エリオット、他
2017/10/23(月)17:58再放送、BSジャパン、2017/10/23(月)鑑賞
<ストーリー>
 南米のロハス大統領がワシントンに招待されるが、政権奪取を狙うフェラール保安長官が、暗号名"山猫"という正体不明の殺し屋に、大統領が演説する前に暗殺することを依頼した。
 フェラールがワシントンに向かう旅客機の中で、ダグ(エリオット)たちが彼を薬で眠らせ、変装させてダグが診察してIMFが用意した救急車で搬送し、倉庫内に作った旅客機の客室のセットの中で目を覚まさせた。
 エンジンが火を噴いたように見せかけたところで、再び彼を薬で眠らせて倉庫から連れ出したが、怪しい救急車を捜索した警官隊にCA役のダナ(ウォーレン)が捕まってしまい、残された機内放送のテープから、墜落したと見せかけた地点にある島にフェラールがいると、フェラールの側近の警察長官ディアスが推理した。
 フェラールがある島で目を覚ますと、ジム(グレイヴス)たちが処刑されるために刑務所のある島から本土に送還される途中に飛行機を乗っ取ってその島に不時着させた囚人に成りすましていて、その中にフェラールがスパイとして刑務所に送り込んだマルコスに成りすましたパリス(ニモイ)がいて、フェラールに正体を明かした。
 ディアスに尋問されたダナは、工作の目的は山猫の正体をフェラールから聞き出すためだが居場所は知らないと白状したふりをして、連絡場所のホテルに戻したら居場所を連絡してくるかもしれないと言い、ディアスは彼女をホテルに帰して監視した。
 フェラールはパリスに保安長官だという正体を明かし、パリスはフェラールに、山猫は実はアメリカのスパイで暗殺計画をアメリカに報告することをつかんだと話し、フェラールはパリスに山猫の正体は演説会場にいる新聞記者で、彼を消せとディアスに伝えるように言って島から逃がした。
 山猫は拘束され、ダナのホテルの部屋に仲間として来たバーニー(モリス)が彼女と共に天井に隠れて脱出し、フェラールは自分が島でなく本土にいたことを知ってハメられたと気づいた。
<感想>
 作戦の基本は地味な芝居によるもので、旅客機のセットを作ったりするせっかくの「スパイ大作戦」ならではの大掛かりな特長がそれとは結び付かず活かされていないので、全体的に見せ場に乏しかった。
 作戦に使われた銃はすべて空砲で、2人が撃たれて死んだふりをするのだが、実弾と空砲ってそんなに見分けるのが難しいの?という疑問もある。