シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『強欲オヤジのしくじり』」 ★★

【原題】The Amateur(意味「素人」)
シーズン5、第9話
1970年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】ポール・クラスニー【脚本】エド・アダムソン【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、レナード・ニモイレスリー・(アン)・ウォーレン、グレッグ・モリス、サム・エリオット、アンソニー・ザーブ、他
2017/11/06(月)17:58再放送、BSジャパン、2017/11/06(月)鑑賞
<ストーリー>
 東ドイツっぽい国のエリック(ザーブ)が経営するカフェで、ウエイトレスとして潜入していたダナ(ウォーレン)が客のマックスにIMFと落ち合う時間を書いた写真を渡し、マックスはそれを燃やしたが、エリックが燃え残りを拾った。
 ロケットの特殊装置を積んだ車でジム(グレイヴス)たちの前に現れたマックスは、後をつけたパトカーの警官に射殺され、ジムは車ごと逃げ切った。
 秘密警察は非常線を張ると同時に、マックスが接触していた西側のスパイ組織のボス疑惑のあるベルナード神父の教会を中心にマックスの足取りを追った。
 装置は5つに分解されIMF各メンバーが持ち、パリス(ニモイ)とバーニー(モリス)はロードレースの出場選手に成りすまして自転車で空港を目指した。
 ダナはカフェに戻り、現れた秘密警察からマックスがスパイだと聞かされたエリックは、マックスがダナと話していた事を隠し、ダナの化粧品のビンに隠されていた装置の部品を見つけ、ビンをすり替えてその部品を餌にダナと取引しようと考えた。
 神父に成りすましてベルナード神父を訪ねたジムとダグ(エリオット)は、警官が監視している中で、危篤状態の神父から西側スパイのリストが隠されていることを教わった聖書を持ち出した。
 IMFは国際便に乗る直線にダナの部品が抜き取られたことに気付き、ダナがエリックに部品と引き換えに空港でお金を渡すと電話をかけ、盗聴していた秘密警察が監視をする中、パリスがエリックにお金を渡して部品を取り戻した。
 パリスは外務省高官に成りすまして空港長に電話をかけ、イギリスから来たテレビクルーを入国させないように指示し、クルーに変装して到着便の客の列に紛れ込んだIMFは旅客機に戻され出国し、敵のスパイと接触したエリックは連行された。
<感想>
 特殊装置の受け渡しが警察に察知されたり、部品が1つ抜き取られたりと、作戦通りにいかない事態が発生して展開が読めなくなるのは良いのだが、結果的にはサスペンスの強化にはそれほどつながらなかった。
 作戦的にもダナがカフェに潜入する必然性が無いなどの穴があったり、エリックと恋人の件もストーリー的に不要で、無駄が多い展開のせいか緊張感に欠けた。