シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『知り過ぎた娘』」 ★☆

【原題】Squeeze Play(意味「(野球の)スクイズ/強圧」)
シーズン5、第12話
1970年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】ヴァージル・W・ヴォーゲル【脚本&原案】デヴィッド・モーシンジャー【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、レナード・ニモイレスリー・(アン)・ウォーレン、グレッグ・モリス、ピーター・ルーパス、他
2017/11/20(月)17:58再放送、BSジャパン、2017/11/21(火)鑑賞
<ストーリー>
 世界有数の麻薬シンジケートのボスのゼンブラは、がんに冒され余命僅かで、片腕のカルロスかおいでアメリカの幹部のポールのいずれかを後継者に指名し、その人に渡す組織の全貌のリストの入手をIMFは命じられた。
 整形して別人になったポールが約十年ぶりにゼンブラがいるイタリア(?)の空港に着いたところで、彼を拘束しパリス(ニモイ)が代わりに成りすまして屋敷を訪ね、ダナ(ウォーレン)も付き添い看護婦の代理で屋敷に潜入していた。
 ゼンブラに育てられた孫のイヴは、幼いころ親しかったポールとの再会を喜んだ。
 その夜、パリスがゼンブロと2人で話し合っている時に、対立するマルセイユの組織がよこした殺し屋に成りすましたバーニー(モリス)が忍び込んできたが、パリスが見つけて地下室に監禁された。
 マルセイユの組織の幹部に成りすましたジム(グレイヴス)がカルロスにコンタクトを取って呼び出し、後継者はポールが有力だと言って寝返るように勧めた。
 バーニーが脱獄して、警備担当のカルロスが叱咤された。
 ゼンブラがダナから睡眠薬を飲まされた後、パリスとの会話中に眠くなり、ダナが盗みをはたらいた弱味を握って彼女に盗聴を依頼したカルロスがその会話を聞くと、パリスがゼンブラの声色でカルロスの悪口を言っていた。
 これでジムの誘いに乗ったカルロスは、イヴの飼い犬を薬で眠らせ、駆け付けた獣医に成りすましたジムがイヴを誘拐してゼンブラを呼び寄せた。
 まずパリスが取引現場に行くと、イヴがパリスが偽物だと見破っていたので、祖父の悪行を密かに知って後ろめたさを感じていた彼女にパリスが協力を頼んだ。
 パリスがゼンブラとカルロスに現場に行くように言い、殺し屋に扮したウィリー(ルーパス)がカルロスと通じているような言葉を言い、パリスが助けに入ったことでジムとウィリーが逃げた。
 ゼンブラは裏切ったと思ったカルロスを射殺し、パリスを後継者に選んでリストを渡し、イヴはパリスと判れてゼンブラと共に屋敷に戻った。
<感想>
 顔を似せる必要がないからといって肉親に成りすましてもバレないとか、敵が多い犯罪組織のボスの付き添い看護婦に新顔のダナが採用されるとか、物語の前提がいい加減になってきたところに、ストーリーを考えるのが難しくなってきたことを感じる。
 結末のリストを渡す展開も安直な感じ。