シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『王冠すりかえ(王冠すりかえ大逆転)』」 ★★

【原題】Imitation(意味「模造品」)
シーズン7、第22話
1973年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】ポール・クラスニー【脚本】エドワード・J・ラクソ【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、グレック・モリス、リンダ・デイ・ジョージ、ピーター・ルーパス、他
2018/08/07(火)17:58再放送、BSジャパン、2018/08/07(火)鑑賞
<ストーリー>
 国連ビルで展示するために某国の領事館から輸送された王冠と宝石が強奪された。
 容疑者の女ジェナから3日以内に王冠を奪還することをジム(グレイヴス)は命じられた。
 バーニー(モリス)は、刑務所で処刑されたジェナの弟の刑務所仲間に成りすましてジェナのクラブに行き、犯行の元手の金を借りたいと言った。
 ジェナは応じて金庫を開け、バーニーは遠隔装置で金庫のナンバーを傍受した。
 その夜、王冠と宝石を買い取るシンジケートのスティーヴンソンがクラブに来ていた時に、バーニーが忍び込んで金庫を開け、金を盗んで金庫を開けたまま出て行った、
 ジェナは警察の指紋係に金庫を調べさせ、バーニーが盗んだとわかって、仮釈放中の彼が滞在中のホテルに部下を行かせたが留守で、部屋には領事館の金庫の地図や金庫破りの道具ががあった。
 彼らがホテルを出ようとしたところ、バーニーを訪ねてきた男に扮したジムがフロントに現れ、部下がジムを尾行した後、ジェナのところに連れて行った。
 ジムはジェマに「借金の取り立てのためバーニーに会いに行った」と言い、彼が金儲けを企んでいるらしいことを漏らした。
 IMFは領事館に「王冠は偽物で、使者が本物を届ける」という偽の暗号文を送り、それを受け取った保安課長のダンソンは、通じているジェナに暗号文を報告した。
 ジェナは、なじみの宝石商のカーターのところに盗んだ宝石を1個持って行って鑑定を依頼したが、IMFはカーターを拉致してメンバーのデュバルが変装していて、彼は偽物とすり替えて「宝石は偽物だ」と言った。
 ジェナはバーニーと協力して領事館の金庫から王冠を盗むことで話をつけ、ブローカーのジムが買い取ることをバーニーが希望した。
 使者に扮したウィリー(ルーパス)が、探知電波発信機付きのケースに入れた偽の王冠を領事館に運び、金庫に保管された。
 夜、バーニーが領事館へ忍び込み、ダンソンが見守る中、ケースの発信機と交信して金庫の番号を読み取って金庫を開けて王冠を盗み出し、ジェナのところに持って行った。
 ジェナはジム以外に買い取らせることをバーニーに頼んだが断られ、ジェナは強奪した王冠とすり替えてバーニーに渡した。
 バーニーが出て行ったところにスティーヴンソンがやってきて、王冠を見て偽物だとわかり、そこに警官隊が突入して一網打尽になった。
<感想>
 シーズン7の第22話で、「スパイ大作戦」もついに最終回。
 初期の作品に比べると、この作品も他の後期の作品と同様に「スパイ大作戦」ならではの作戦のち密さや大胆さが大幅に後退し、独特の魅力はすっかり失せてしまった。
 それでも、この作品は「金庫破り」という、初期にはよく見られたストーリーの要素を含んでいて、やはりそうした設定は面白さにつながると改めて思った。