シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『ナイトフォール計画(暗殺計画ナイトフォール)』」 ★★

【原題】The Pendulum、意味「【テロ集団の名前】ペンデュラム(振り子)」)
シーズン7、第20話
1973年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】ルイス・アレン【脚本】カルヴィン・クレメンツ・ジュニア【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、グレック・モリス、リンダ・デイ・ジョージ、ピーター・ルーパス、他
2018/07/31(火)17:58再放送、BSジャパン、2018/07/31(火)鑑賞
<ストーリー>
 ウエストン将軍が車で移動中に密かに殺され、彼そっくりに整形した男を送り込んで、アメリカ軍を乗っ取ろうとする「ナイトフォール作戦」が、テロ軍団「ペンデュラム」によって開始された。
 「ナイトフォール作戦」を開始ペンデュラムの幹部がマルストロムだということだけをつかんだ当局は、ジム(グレイヴス)に計画の阻止を命じた。
 レストランにいたマルストロムにケイシー(ジョージ)が接触して会話した後、「今回のテストに合格したかはバーニー(モリス)が決める」と言って去った。
 翌日、マルストロムのオフィスに、ペンデュラムの幹部の指輪を携えたバーニーがやって来て、「ペンデュラムのリーダーに会いたい」と要請したが、マルストロムはペンデュラムを知らないふりをした。
 マルストロムはケイシーに会ってバーニーのオフィスに連れて行くように言い、バーニーとケイシーが「マルストロムが嗅ぎまわると邪魔だから殺す」と話していたのを盗み聞きしたので、オフィスを抜け出してビルの中の会議室にたどり着いた。
 そこでは、ウィリー(ルーパス)とバーニーが「モスク計画」の結果を各国代表に話す国際会議を開いていた。
 その計画は、戦争を起こして儲けを得ようとするもので、バーニーは出席者に「ペンデュラムのマルストロムが来ている」と紹介した。
 バーニーたちはウソ発見器を仕込んだ椅子にマルストロムを縛り付けて、2つの組織の同盟を持ちかけたり、「ナイトフォール計画を知っている」と言ったりして、会話しながら計画を探ろうとした。
 そして、ウエストン将軍の暗殺が絡んでいることを突きとめ、組織のチーフに扮したジムがマルストロムにナイトフォール計画を止めさせることを条件に幹部に採用するとスカウトしたが、彼は疑って断った。
 一方、偽のウエストン将軍と彼の副官に扮したペンデュラムのリーダーは将軍の屋敷に入り、そこで軍の機密会議を開いて、幹部たちを部屋ごと爆殺する計画を進め、バーニーのオフィスに行ったマルストロムの口封じを、彼の秘書のボックに命じた。
 ケイシーはマルストロムに「ここに来るのを見たペンデュラムにあなたは殺されるかもしれない」と言って寝返るように説得しながら、彼の上着にマイクを仕込んだ。
 ジムがウエストン将軍の家に行き、偽の将軍に「将軍の暗殺の計画がある」と警告し、ジムは会議に参加して警備するように言われた。
、ジムが送った合図により、ウィリーがマルストロムを離れに移動させる時に、ボックに変装したIMFメンバーがマルストロムを助けにくるが銃撃戦で射殺され、マルストロムに車を奪わせて脱走させる作戦が開始された。
 しかし、本物のボックが潜入して偽者を気絶させ、移動中のマルストロムを狙撃しようとしたが、ウィリーたちが取り押さえて、マルストロムを作戦通り車で脱走させた。
 マルストロムは、会議が開催中のウエストン将軍の家に行って偽将軍を呼び出し、将軍は3分後に爆発する時限爆弾お指導させて会議室を退室した。
 別室でマエストロムが将軍とリーダーに向かって「俺を捕まえた巨大組織の実態が判るまで計画を中止すべきだ」と言った。
 マルストロムを尾行してこの会話を隠しマイクで聞いていたバーニーは「将軍は偽者で爆弾を作動させた」とジムに無線で知らせ、ジムは爆弾入りのアタッシュケースを窓から放り出して出席者を救った。
<感想>
 今回の敵は、アメリカ軍の幹部を暗殺して乗っ取りを狙うテロ集団で、しかも「ナイトフォール計画」が躯体的にどんな計画も不明な状態で阻止しなければならないという、いつもより難敵であることを予感させる。
 ところが、その予感に反してペンデュラムとの接点であるマルストロムには大物感がなく、ケイシーが簡単に接触できてしまうし、拉致もあっさりできてしまう
IMFの作戦も、拉致したマルストロムをウソ発見器にかけることがほぼすべてという寂しさ。
 まあ、それでも、先が読みにくい展開であることと、IMFがニセのテロ組織をでっち上げるのに大規模なセットと大勢のエキストラを動員する大げさな感じは、ちょっと面白い。