シネサルの「映画のブログ」

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『えんがわ』 ★★

公式サイト:http://cosmobox.jp/short/1723/
2012年、日本、カラー、1:1.78、日本語、11分
【監督】古新舜
2018/10/23(火)04:00放送 TOKYO MXTV、2018/10/23(火)鑑賞
【ストーリー、ネタバレあり】
 小学生の女の子とその両親とおじいちゃんが、庭に面して縁側がある家に住んでいた。
 新学期前に、お母さんが妊娠したことが判り、寂しがっている女の子に両親に代わっておじいちゃんが話しかけるが、彼女は相手にしなくなっていった。
 冬に妹が産まれ、体が弱っていったおじいちゃんは春に亡くなり、女の子はおじいちゃんのことが好きだったことに気づいた。
【感想】
 縁側越しに庭やご近所が見える部屋にカメラを据え置きににし、春、夏、秋、冬、春の5つのシーンをオーバーラップでつないで、パッと見だと全編ワンカットに見える作品。
 ストーリーはささやかで、映像的にも素っ気ないのが、11分の尺の作品にとってはそれらがピッタリだと思った。
 でも、これは「ワンカットに見える」というアイディアありきで、それが先行している作品といった感じかな?
 秋の季節感を紅葉で表しているのだが、庭の草木はともかく、隣の家やもっと遠くの木まで色づいていたのは、どうやったのだろう?
 ロケは夏だそうだから、緑色を色調整で黄色にしたのかな?
 まぁ、紅葉した葉っぱが冬のシーンで散らずに緑色で残ってるのはミスなんだけど、そこまで要求してなくて、ちゃんと紅葉させたことの方がエラい。