(読み=うんなん、映画の舞台の雲南市にもかけている)
2008年、日、カラー、1:1.85、35ミリ上映、35ミリ撮影、ドルビーデジタル、123分、日本語
【監督&脚本&原案】錦織良成
【出演】橋爪遼、柳沢なな、宮崎美子、松澤傑、平田薫、岡太一、加藤侑紀、菅田俊、甲本雅裕、伊藤幸純、大方斐紗子、虎牙光揮、荒谷清水、栗田よう子、氏家恵、中村麻美、黄川田将也、田山涼成、長谷川初範、他
2009/01/02(金)11:00-13:10鑑賞、シアター・イメージフォーラム1、約10人/64席
例えば、「米は何千年も前から日本人が食していて、他の食べ物とは違って日本人にとっては特別で神聖な存在」などという言葉でごばんの素晴らしさを訴える人がいるが、私にとってはそんな言葉や稲荷神社の存在に象徴されるような神格化されたイメージとは無関係に、「食べたくなる食べ物」だから好きだということの方がはるかに重要。
「言葉」を重要視する人なら宗教的なものに惹かれるのだろうが、自分の「感覚」を信じることを重視する私は、感覚的に訴えてくる「映画」の方にむしろ惹かれる。
だから、『うん、何?』が映画として作られているにもかかわらず、「故郷は大事」「伝統は大事」「家族は大事」などということを言葉レベルの表層的にしか描かれてなく、それらが「どう大事」なのかということを「実感」できる映画ならではの表現になっていないことが不満。
(さらに詳しい感想がこちらに載るかもしれない。==> http://www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/kanso_2008.html)