シネサルの「映画のブログ」

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 『悪人』 ★★☆

2010年、日本(東宝)、カラー、1:1.85、35ミリ上映、ドルビーデジタル、139分、日本語、PG12
【監督&脚本】李相日【脚本&原作】吉田修一美術監督種田陽平【音楽】久石譲
【出演】妻夫木聡深津絵里岡田将生満島ひかり樹木希林柄本明宮崎美子光石研塩見三省松尾スズキ余貴美子、井川比佐志、永山絢斗山田キヌヲ池内万作モロ師岡河原さぶ、でんでん、中山崇、韓英恵、中村絢香広岡由里子、猫田直、他
2010/09/28(火)15:15-17:55鑑賞、WMCつきみ野2、約40人/約200席
 実際の事件を元にした李監督のオリジナル脚本による『BORDER LINE』(★★★)も、殺人を犯してしまった逃亡者をはじめとする悩める者たちへの暖かさと、無責任な言動をする人への厳しさが込められた作品だったので、『悪人』の監督になったのは必然みたい。
 深津絵里が女優賞を受賞したことが話題になっているが、妻夫木聡も今まで見せたこともないような表情を見せていて、これを引き出した監督も凄い。
 あと、雨の撮り方など、細かいところも印象に残る。
 でも途中で、話を広げ過ぎて長いかな?と感じた。
 観終わっても、松尾スズキのエピソードだけは本当に不可欠だったのか?が微妙。
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