【作品賞】(5本以上10本まで)
「鉄男 THE BULLET MAN 」 5 点
「ヘヴンズ ストーリー 」 4 点
「さんかく 」 4 点
「イエローキッド 」 3 点
「ヒーローショー 」 3 点
「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」 3 点
「武士道シックスティーン 」 2 点
「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」 2 点
「雷桜 」 2 点
「ラムネ 」 2 点
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【コメント】
長くなりそうなので、読みやすいように箇条書きにします。
(1)本来なら『告白』はベストワンにしてもいい作品だが、あえて外す。
その理由は、(2)(3)を参照。
(2)最終的に集計された結果は、さまざまな要因が絡んでいるため、仮に映画の順列が可能だとしても、実際の順列とはかけ離れていることが明白。
その要因とは、個人個人の鑑賞作品の偏り、地域差などによる上映作品の偏り、知名度の違い、その他諸々。
(3)(2)より、私のベストテンも個人的なベストテンを示すことより、状況的に不利でランキングが上がりにくい作品を選ぶ。
そして、それらの作品により脚光が浴びることを目指す。
(4)『鉄男 THE BULLET MAN』に関しては、これほど劇場上映に特化した映画はない(特に音響面)。
3Dとして作られた映画を2Dで鑑賞しても妥当ではないが、『鉄男〜』に関しては3D以上に家庭での視聴とは「別物」扱いにしなければならない。
今後スクリーンではなく家庭で観られることが大半な状況では、高評価が得られない恐れがあるが、それらはすべて不当なものとして扱うべきであることを指摘しておく。
(5)『雷桜』と『告白』のみが東宝配給による拡大興業作品で、中小規模興業作品が9作品も占める結果に。
今の邦画は二極分化していると言われるが、質的にはミニシアター系が圧倒、しかし興業的にはメジャー作品依存が大きくミニシアター系は苦境、といういびつな状態。
(6)邦画のビジネスは、メジャー系、特にテレビ番組、テレビ局の宣伝、有名原作頼みで、他力本願の要素が大きい。
自立できない限り、将来の不安が残り続ける。
(7)ただし、(6)の例外として、『告白』と『悪人』という、テレビ局に頼らず作品に対する期待感でヒットした作品があったことは、久しぶりに希望が持てる出来事だった。
(8)以上の作品以外に入れたかったのは『君と歩こう』『川の底からこんにちは』『パレード』『パーマネント野ばら』『堀川中立売』など。
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【監督賞】 作品名
[真利子 哲也] (「イエローキッド」)
【コメント】
監督賞は、作品賞に挙げた作品の監督だったら誰でもいいと思ったので、どうせなら一番の若手に。
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【主演男優賞】
[高岡 蒼甫] (「さんかく」)
【コメント】
次点は浅野忠信(『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』『乱暴と待機』)など。
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【主演女優賞】
[北乃 きい] (「武士道シックスティーン」「BANDAGE バンデイジ」)
【コメント】
彼女みたいに、一見すると何でもないような感じで、でも良く見ると完全に役をものにできている俳優が、実は一番凄いと思う。
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【助演男優賞】
[でんでん] (「イエローキッド」他)
【コメント】
でんでんは、2011年の『冷たい熱帯魚』が早くも話題になっている。
とはいえ、『イエローキッド』の彼は本当に最高で、出し惜しみする必要もないので。
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【助演女優賞】
[小池 栄子] (「パーマネント野ばら」「乱暴と待機」)
【コメント】
ついに堂々と彼女を賞に選べたと思って、勝手に感無量。
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【ニューフェイスブレイク賞】
[ジャルジャル] (「ヒーローショー」)
【コメント】
コンビでは不可の場合は、後藤淳平の方で。
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【音楽賞】
「鉄男 THE BULLET MAN」
【コメント】
音が実質的に主役クラス。
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【ブラックラズベリー賞】
「ソラニン」
【コメント】
最近の邦画は、
「どんな想いをこめて作ったのか、さっぱり判らない」
「誰か『この映画やめた方がいい』と言って、公開までのどこかの段階で止められなかったのだろうか?」
と思ってしまうものが少なからずある。
幸いそれらの大半は、誰も観る気がしないようなものだったり、観たとしても誰もがつまらないと思って何も残らなかったりで、今更ここで名指しする意味すら無いものばかりである。
そんなわけで、名指しする値があるものとして、「人生壁ぶち当たり『ごっご』映画」のぬる〜い映画『ソラニン』に。
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【勝手に○×賞】
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[川村 元気] (「告白」「悪人」の製作、企画)
【コメント】
作品自体の魅力を前面に出すことによってヒットに結び付けたことに対して。
地に足の着いた映画ビジネスの将来に期待が持てた。
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日本インターネット映画大賞2010
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