シネサルの「映画のブログ」

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 2011/10/29(土)の日記〜2011/10/30(日) (「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2011」『テンジャン(味噌)』『ウィンターズ・ボーン』)

【10/29(土)、晴】
 06:00頃に起床。
 招待券があるショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2011」の11:00の回に行こうと思い、09:30過ぎにでも家を出れば間に合うだろうと呑気に考えていたら、急行列車に間に合わないかもしれない時間になっていて、あわてて家を出て駅に駆け込むも、目の前を定刻に発車。
 でも、15分後の急行でも間に合いそうだったので、ひとまず立ち食いそばで腹ごしらえ。
 そして、恵比寿の動く歩道の上を歩いて、開映直前に東京都写真美術館ホールに入場して事なきを得る。
 お客さんは30人ぐらい。
 司会者の挨拶で始まって、ショートフィルムの予告編に続いて本編の上映。
 1本目は『スーバースター』(★☆)
 韓流スター狂いのオバサン(櫻井淳子)が、ソウルでのファンミーティングに遅刻して、飛び乗ったタクシー運転手をあちこち引きずり回す。
 非現実で引っ張って、最後に優しく現実に落とす、という狙いは解るが、そんな「優しさだけ」みたいな作品。
 続いて『中国野菜』(★★☆)
 フランスで現地の男と暮らす日本人女性が、夜に仕事場から郊外のマンションに帰って来た時、近所の畑で耕作しているという老婆とすれ違って彼女から野菜を買い、おまけで中国野菜の種子をもらい、室内で育てることになる。
 芝居に合った安定感を感じる間合いとか、不自然さを感じさせないカメラの動きを伴う室内の長回しとか、映像的に惹かれるものがあった。
 日本人を演じたのは、『ユキとニナ』でユキの母親役だったツユ。
 3作目は『ふたつのウーテル』(★☆)。大家族であることと、仕事もしない父親に嫌気がさした少年が夜に家を飛び出すと、玄関の外から家の中の様子をうかがっている女に出くわした。
 彼女は父の前妻との間にできた子供で、母を亡くしてから1人で軽トラで働いていた。
居場所のない姉弟2人の軽トラでの旅が始まった。
 まるで、もっと長いストーリーの長編の導入部分でいきなり終わったゃった感じの短編。
 だから、観ている時は普通に観ていたけど、終わってみると短編にしては密度が薄かったせいか、ほとんど印象に残っていない。
 最後に『3.11 A Sense of Home Films』(★☆)
 河瀬直美監督の呼び掛けで、世界の21人の監督が「Home」をテーマに3分11秒の尺で撮った短編集。
 一言で言って、短すぎ。
 ほとんど何も残せないまま終わってしまう。
 ビクトル・エリセ監督がアナ・トレントをキャスティングしてるのは日本向けか?
上映が終わって、『2つのウーテル』の主演の水口早香と、『3.11〜』の1編の西中拓史監督の舞台挨拶と軽いインタビュー。
 終演は12:45頃で、一旦退場して13:00の回に再入場。
 お客さんは40人ぐらい。
 1作目は『口ゲンカの行方』(★☆)
 乗り合いタクシーに乗った男女が、出発後間もなく痴話喧嘩を始め、別の客のケータイの会話につられて更にこじれる…、という話しを、車内の固定カメラで全編ワンカットで撮った作品。
 続いて『rain town』(★)。 戦争かなんかがあった後の、雨がやまない荒れ果てた街で、小さな女の子が散歩に出かけ、出会ったロボットと街中を巡る。
 いかにも「丁寧な絵作りでアニメを作りました」な作品って、気持ちがスクリーンのこっち側に向かっている感じが全然しない。
 3作目は、バク・チャヌク監督が全編iPhoneで撮影したという『波瀾万丈』(★★)
 英題が「Night Fishing」で、夜の湖畔で釣りをしていた男が、そこで女の死体を見つけて…という出だしから展開して、見所は降霊の話しを死者の側から描いているのがユニークなところぐらいか?
 最後は『3.11〜』の別な7作品で、感想は同じく、3分11秒は短い。
 終映は16:30頃。
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 この後も映画を観るオプションは却下して、渋谷のビックカメラに寄って、映画を観ている時に切れた腕時計のバンドとBD-Rを買って帰る。
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【10/30(日)、曇>小雨】
 「コリアンシネマウィーク2011」の13:00からの『テンジャン(味噌)』(★☆)の招待券があったので、昨日の反省で11:30過ぎに早目に家を出て、表参道で乗り換えて12:50頃に霞ヶ関駅に着き、建て替えられたイイノ ビルへ。
 かってが変わって少しうろうろ。
 そして、前の半分位の大きさになったイイノホールに入場。
 お客さんは80%位。
 司会者の挨拶に続いて本編の上映。
 オリジナルはシネスコサイズの35ミリと思われるものを、SD画質のビデオプロジェクターでトリミングなしで上映。
 終映は14:50頃で、イ・ソグン監督が登壇して、司会者による質疑応答。
 終演は15:05頃。
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 この後ハシゴを考えていた映画には間に合わなくなったので、とりあえず虎ノ門駅から銀座線で渋谷に向かいながら次の映画を決め ることにする。
 表参道駅半蔵門線に乗り換えて、渋谷で降りてホームでケータイでネットアクセスして見つからなかったら帰ろうと思っていたら、新宿武蔵野館で16:00からのウィンターズ・ボーン』(★★☆)に行けることが判り、副都心線新宿三丁目に向かい、15:50頃に整理番号48番でスクリーン1に入場。
 お客さんはは60人ぐらい。
 ティアドロップを演じていた見覚えのある人はハリー・ディーン・スタントンだと思ってたら違ってた。
 もう1人、なんとなく見覚えのあった人はシェリル・リーだった。
 終映は17:50頃で、山手線で渋谷まで行って帰り、18:50頃帰宅。F1観たりして遅くまで起きたが、やりたいことをたくさんやり残し。