シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

 『京都太秦物語』 ★

2010年、日本(松竹)、カラー、1:1.85、90分、日本語
【監督&脚本&原案&企画】山田洋次、他【監督】阿部勉
【出演】海老瀬はな、USA(EXILE)、田中壮太郎、他
2013/09/23(火)鑑賞、WOWOW放映
<ストーリー>
 今は無き大映太秦撮影所の近くで栄えていた大映通り商店街クリーニング屋の娘で立命館大学の図書館で働く京子(海老瀬)は、客員講師の榎(田中)に一目ぼれされるが、彼女には豆腐屋の息子で目の出ないお笑い芸人の康太(USA)という幼なじみもいて、二人の間で迷った結果、京都に留学した榎について行かず、康太と一緒になることを受け入れた。
<感想>
 山田洋次客員教授を勤める立命館大学の映像学科の学生と共に作った作品で、映画人の育成、大映通り商店街の人々を出演させての地域密着、大映撮影所に代表される映画隆盛期も紹介などが目的の作品。
 これら目的を複数盛り込んだからか、学生たちの協同制作だからか、人物のアップやカット割りや移動撮影が少ないからか、印象として焦点が定まってなく画面から発せられる意気込みが弱い作品で、やっぱり映画は意欲のある個人がやり過ぎるくらいの勢いで作ったものの方が面白いと改めて思った。