シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

 『招かれざる客』 ★★★

【原題】Guess Who's Coming to Dinner(意味「誰が晩餐に来るか想像してみてよ」)
1967年、アメリカ、カラー、1:1.85、108分、英語(日本語字幕)
【監督&製作】スタンリー・クレイマー
【出演】スペンサー・トレイシーキャサリン・ヘプバーンシドニー・ポワチエ、キャサリン・ホートン、他
2013/01/10鑑賞、WOWOWO放映
<感想>
 白人の娘が突然黒人の男を家に連れて帰り、結婚すると言い出したことから始まるドラマ。
 公民権運動が起こっていた1960年代のアメリカ映画なので、今とはかなり状況が違うのだが、この作品はゴリゴリの人種問題映画というよりも、子供の意思を尊重して結婚を許すか、子供のためを思えばこそ障害の大きい道への選択を拒もうとするかの葛藤の映画になっているので、普遍的に楽しめる。
 しかもそれぞれの母親が、恋心を重要視する女性的な主張を切々と克つ力強く言うシーンが感動的。
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