(意味:ペコロス=小タマネギ。主人公の頭部の形からのあだ名。)
2013年、日本、カラー、ビスタ、113分、日本語
【監督】森崎東【原作】岡野雄一
【出演】岩松了、赤木春恵、原田貴和子、加瀬亮、竹中直人、 大和田健介、松本若菜、原田知世、宇崎竜童、温水洋一、穂積隆信、渋谷天外、根岸季衣、長澤奈央、大門正明、佐々木すみ江、正司照枝、島かおり、今井ゆうぞう、長内美那子、サヘル・ローズ、志茂田景樹、他
2013/11/20(水)鑑賞、AC海老名2
<感想>
痴呆症の母親がいて仕事などと介護の板挟みになる、独身中年男のエッセイ漫画を原作とした作品。
とはいえ、全体的に悲壮感は少ない。
母親の思い出の数々が、過去ではなく現在まさに起こっていると思うことによる言動がボケの症状の1つになっていて、同時に回想シーンとして描かれる。
痴呆症の母親の想いは実際のところ解らないので、母親をファンタジー世界の住人と勝手に解釈していると言えるのだが、例え嘘でも観る者にとって心理的に有用だと感じることが出来るものであれば、それは人間には欠かせない「物語」という存在であり、本作はまさに「物語」に触れることの喜びを感じさせてくれた。
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