シネサルの「映画のブログ」

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 『蛇鶴八拳』 ★★

1978年、香港、カラー、1:2.35、100分、北京語(日本語字幕)
【監督】チェン・チー・ホワ【製作総指揮】ロー・ウェイ
【出演】ジャッキー・チェン、ノラ・ミャオ、他
2013/12/15(日)鑑賞、WOWOW放映
<ストーリー>
 蛇鶴八拳の奥義が書かれた書をスー(チェン)が持ち歩いていたことから彼が狙われるが、それは書を書いた師匠たちを殺した犯人を見つけるためで、彼は犯人と対決することになる。
<感想>
 ジャッキーの正統な武術がたっぷりと堪能できる作品。
 ただし、「敵より弱い彼ががむしゃらに戦い続けて勝利を手にする」というクライマックスの展開がエモーショナルで素晴らしい彼の後の作品を知っているので、それらと比べると最初から強くて冷静な戦いぶりな本作は見劣りしてしまう。

 それにしても、製作当時に大流行りだった「ルーツ」のテーマ曲を堂々とそのまま使ったりするなんて、今と違って知的所有権に無頓着だった時代のこととはいえ、苦笑いものの恥ずかしさ。