シネサルの「映画のブログ」

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「刑事コロンボ『ハッサン・サラーの反逆』」 ★☆

【原題】Columbo: A Case of Immunity(意味「免責事件」)
1975年、アメリカ、カラー、1:1.33、吹替、73分
【監督】テッド・ポスト
【出演】ピーター・フォークヘクター・エリゾンド、サル・ミネオ、他
2017/03/18(土)鑑賞、2014/08/18(月)再放送(NHK-BSプレミアム)
<ストーリー>
 中東の国の総領事館で、外交官ハッサン・サラー(エリゾンド)は代表の部屋と金庫を荒らし、警備隊長を殺して、暗号室の青年職員を国王支持の過激派の人間に扮装させて逃走させた。
 コロンボ(フォーク)が捜査し、警備隊長を殺してから金庫を開け、その後に金庫を爆破して偽装したことを見抜いた。
 サラーは青年と会って車の運転席に乗せて崖から落として殺したが、眼鏡とコンタクトレンズを両方身に着けていたことから偽装殺人だとバレた。
 サラーは外交ルートでコロンボの捜査の停止を求め、コロンボが領事館を訪ねて外交官特権で手出しできないと謝罪し、サラーは動機は国内の反国王活動だとしゃべったところに訪米中だった国王が現れ、サラーは本国よりアメリカで裁かれることを選んだ。
<感想>
 本作も、初回放映時にカットされた部分の吹き替えの空白を新たに追加したノーカット版。
 トリックも謎解きも単純で、コロンボが証拠を積み重ねてジワジワ追い詰めるだけで、最大の難関は「外交官特権」。
 この突破方法も単純なのだが、王道らしい盛り上がりを見せた。
 2人目に殺された役を演じたサル・ミネオは、36歳ぐらいとは思えぬ若い見た目だったのだが、製作された翌年の1976年に暴漢に殺された。