シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『審判の日』」 ★★☆

【原題】Doomsday(意味「最後の審判の日」)
シーズン3、第17話
1969年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】ジョン・モクシー【脚本】ローレンス・ヒース【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、マーティン・ランドー、バーバラ・ベイン、グレッグ・モリス、ピーター・ルーパス、他
2017/05/20(土)再放送(21:00 BSジャパン)、2017/05/23(火)鑑賞
<ストーリー>
 ヨーロッパの企業の社長のヴァンダムは、経営悪化の穴埋めに、盗んだプルトニウムで水爆を作って他国に売ろうとし、ローラン(ランドー)とシナモン(ベイン)が入札のメンバーになって研究所に乗り込んだ。
 彼らが入札を長引かせているうちに、エレベーターシャフトを通って水爆の保管庫の天井の換気口からバーニー(モリス)が侵入して、プルトニウムを抜き取ったが、直後にバレて、彼は封鎖されたビル内を追っ手から逃げ回った。
 落札したシナモンに爆弾の再確認を要求されたヴァンダムは、盗難を告白して現金の返却に応じるも、シナモンが金庫内の紙幣を焼失させていて、シナモンの共同落札者がヴァンダムを射殺し、バーニーは救出された。
<感想>
 いつもの「作戦通りに展開する」ストーリーと異なり、作戦が途中でつまづいて緊急対応を余儀なくされる「変化球」作品。
 そのせいか、事前の作戦自体も「ローランとシナモンは、出たとこ勝負で自力でなんとかする」といった大雑把な内容でも問題なしになっている。
 しかも、最後に脱出するところで、いつもより腕力をふるって、警備員を殴り倒したりするのも異例。
 でも、「主人公に危機が舞い込み、先の展開が読めない」のはスリラーの常套手段なので、それは「スパイ大作戦」でも効果は発揮できていた。
 それにしても、警報器で厳重な警備がなされているはずの保管庫の天井の、よりによって水爆の真上に大きな通風孔があるのって、マヌケ過ぎるよなぁ。