シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『海底に消えたダイヤ』」 ★★

【原題】Underwater(意味「水中」)
シーズン6、第8話
1971年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】サットン・ローリー【脚本】アーサー・ワイズ【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、グレッグ・モリス、リンダ・デイ・ジョージ、ピーター・ルーパス、フリッツ・ウィーヴァー、他
2018/02/13(火)17:58再放送、BSジャパン、2018/02/14(水)鑑賞
<ストーリー>
 盗品の宝石の大掛かりな売買をしているバーリンガー(ウィーヴァー)の腹心のホフマンが、2日後の7500万ドルの取引のための密輸に使った小型船に乗っていた運び屋を殺し、宝石の入ったアタッシュケースが手錠でつながれたまま死体を浅瀬に沈めて、船を爆破して強奪されたように見せかけたが、バーリンガーはホフマンの横領を疑って横領した。
 ジム(グレイヴス)がスキューバーダイバーに扮して爆発現場あたりの海底で潜り、船を出して捜索していたバーリンガーの部下のホークス達に捕まって追い払われた。
 ホークスが行きつけの酒場に入り、続いてケイシー(ジョージ)が現れ、昨日なくしたとする指輪を見つけて、海底の指輪と同じものをホークスに見せた。帰宅したケイシーをホークスが薬で眠らせて指輪を奪った。
 バーリンガーの事務所があるビルの故障させていたエアコンの修理用のコンプレッサーの箱をウィリー(ルーパス)が運び込み、中に隠れていたバーニー(モリス)が事務所に行って、拷問を受けていたホフマンを救出し、保険の調査員である自分が宝石を取り戻すのに協力すれば報奨金を山分けするとホフマンに持ち掛けた。
 バーリンガーはケイシーの部屋に行って、指輪の入手先のジムを呼び寄せ、宝石を全部買い取ると話をつけた。
 入れ替わりでバーニーとホフマンが、ケイシーから引き揚げられた宝石のありかを聞き出そうと現れた直後、ケイシーが窓の外から狙撃されて殺されたと見せかけた。
 手がかりを失ったホフマンは、バーニーから潜水具を借りて宝石を沈めた場所に行ってみることにした。
 バーニーが潜水中のホフマンの居場所を発信器で見て、バーリンガーと船で海底の隠し場所に向かうジムと、潜水服のウィリーに無線で知らせた。
 ホフマンが隠し場所にたどり着いた時、潜水服に仕込んだガスで眠らせて、ジムはケースだけ船に持ち帰って、ウィリーが持ち去った中身を現金と引き換えに渡すと言った。
 ジムが指定した彼の自宅に、バーリンガーと、7500万ドルを持参した買い取り主が取り引きに現れたところに、警官隊が現れて一網打尽にした。
<感想>
 水中撮影を多用しているのは、絵的に目新しさや派手さを狙ったのかもしれないが、そんなに効果的ではなかった。
 おそらく海底を模したプールで撮影されたと思われ、宝石が沈んだ2キロ沖合まで泳いでいったりで、船で移動する発想がないのがつらい。
 どうせ海底に隠すなら、2キロ沖に置いてきて泳いで取りに行くより、海岸に近い海底に隠せば済む話。
 それでも、面白さ的にはストーリーの穴は気にならずに、まあまあ楽しめる出来。