シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『暗号名はC6』」 ★★

【原題】Bag Woman(意味「カバンの女」)
シーズン6、第19話
1972年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】ポール・クラスニー【脚本】エド・アダムソン、ノーマン・カトコフ【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、グレック・モリス、リンダ・デイ・ジョージ・ピーター・ルーパス、他
2018/04/02(月)17:58再放送、BSジャパン、2018/04/02(月)鑑賞
<ストーリー>
 西部の州の謎の州政府高官「C6」が、シンジケートの幹部ファイフと腹心のルークからのわいろと引き換えに、州内のシンジケートの犯罪行為を見逃していた。
 ルークが選んだ新たな運び屋のジーンをIMFが拘束し、ケイシー(ジョージ)が入れ替わった。
 C6が足元を見始めたことで、ファイフはわいろを運ぶカバンに爆弾をしかけ、運び屋もろともC6を爆死させることにした。
 ルークの愛犬の血液検査で異常が発見されたとして、IMFがルークを獣医師の所に来させて気絶させ、変装したバーニー(モリス)が入れ替わった
 バーニーがファイフの所に変えると、ケイシーが呼び出されて、カバンを手錠でつないで車でロスの駐車場に行って受取人を待つようにファイフに指示された。
 ケイシーが殺されると気づいたバーニーが外に出て連絡しようとしたが、獣医の所から脱走した犬が帰って来て襲われたことで変装がバレるも、銃で撃たれながらも脱出し、医師の家に逃げ込んで気を失い、医師はジムの番号に電話をかけた。
 医師の家にジムがやって来て、2人で搬送先の病院に行き、バーニーからカバンに爆弾がしかけられていることを聞いた。
 ジムはケイシーを見張っていたウィリー(ルーパス)の車に電話をかけるが、ケイシーが現れたC6の部下と共にC6のオフィスへと向かうのをウィリーが尾行しようとした時、事故を起こして発信器の受信機が壊れて見失った。
 ジムは、監禁していたルークを薬で目覚めさせて脱走させ、ファイフの家に戻ったところに、シカゴの幹部に成りすまして表れ、C6は重要人物だから高額のわいろを要求しても払えと言った。
 ルークが公衆電話からC6のオフィスに電話をかけて、運び屋は警察でカバンを間違えたから開けるなと言った。
 ジムはその番号を盗み見てC6の居場所をつきとめてウィリーに電話で知らせ、ケイシーが殺されそうとするところに踏み込み、C6は捕まった。
<感想>
 ケイシーが運ぶカバンの中身が想定していたわいろでなく爆弾だったこと、バーニーの正体がバレること、ウィリーがケイシーを見失うこと、以上の3つの想定外のことが起こるイレギュラーなストーリーの回。
 ターゲットをまんまとハメる作戦の面白さで魅せることが出来ない代わりに、先の展開が読めない面白さもある。
 ジムがとっさに思いついた作戦がかなり良く出来ていたので、前者の弱点の方はカバーできていたが、元々の作戦が「スパイ大作戦」にしては単純なところまではカバーできず、観終わったときには少し物足りなさを感じた。
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 「スパイ大作戦」で変装と言えば、シリーズの初期はあらゆる人の声色を声帯模写できるローランの独壇場だったが、今回はバーニーがそれを出来ちゃているのは設定的にOKなのか?
 まぁ、誰の声帯模写でもできるという設定が既に荒唐無稽だから、気にすることではないと言えるが。