シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『隔離室で何が起こったか?』」 ★★

【原題】Committed(意味「約束済み」「引くに引けない」)
シーズン6、第18話
1972年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】レザ・バディ【脚本】アーサー・ワイズ【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、グレック・モリス、リンダ・デイ・ジョージ・ピーター・ルーパス、他
2018/04/17(火)17:58再放送、BSジャパン、2018/04/18(水)鑑賞
<ストーリー>
 殺人容疑がかかっている暗黒街のボスのチャンドラーは、彼が操っている副知事ハリソンをアリバイの証人にしているが、目撃者として名乗り出ていたノーラが、夫であり副知事の部下のドーソンによって、湾岸にあるチャンドラーの息のかかった州立の精神病院に閉じ込められ、精神を混乱させて証言できない状況にしていた。
 ジム(グレイヴス)が姪に扮したケイシー(ジョージ)を精神病院に連れてきて、精神が混乱している彼女を入院させてほしいと院長に頼んだ。
 ノーラは殺すべきだったと言って彼女を病院に入れたやり方に不安を感じ始めたチャンドラーは、病院で勤務する部下のラスクにドーソンを殺させ、さらにノーラの暗殺も命じた。
 検査を受けていたスーザンが暴れ出したので、拘束して隔離室に入れられたと、病院に来たジムが説明された時、彼は薬を飲んで発作を起こして気を失ったように見せかけた。
 寝かされていた病室から抜け出したジムがケイシーの拘束室に忍び込んで、身代わりの空気人形を膨らませて、ケイシーは変装してノーラに成りすまし、壁を爆破して隣の部屋にいたノーラと入れ替わり、見張りの医師を気絶させて、ジムはノーラを運び出した。
 潜水服で潜入していたバーニー(モリス)は、ジムから無線で合図を受けてボイラーの圧力を上げ、混乱したすきにジムからノーラを引き受け、ジムが見張りを気絶させたすきに、ウィリー(ルーパス)が操舵する船で連れ出した。
 ラスクが隔離室に現れて殺されそうになったケイシーが名札に仕込んだ発信器でジムの助けを求め、逆にラスクに注射を打った。
 法廷で、副知事のアリバイ証言の後、証人に呼ばれていたケイシーが変装を解いて、解毒剤で正気に戻ったノーラが現われて、チャンドラーの犯行の目撃証言をした。
<感想>
 作戦の舞台は元刑務所の警戒厳重な精神病院で、敵の数も多い上に想定外の殺し屋まで現れるなど、ハードルは高いのだが、それらを克服する方法や過程の数々が総じてご都合主義的だという、安直な感じのストーリー。
 病院に行く手段として、ジムはコルベットで乗り入れていたので、ウィリーの船はともかく、バーニーは潜水服でなく陸路で潜入した方が良かった気もするが、施設の場所的に海から潜入した方が良かったのだろう、ということにしておこう。