【原題】Break!(意味「(ビリヤード)始め!」「ブレイク(ショット)」)
シーズン7、第1話
1972年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】ポール・プラスニー【脚本】サミュエル・ローカ、ジェームズ・L・ヘンダーソン【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、グレック・モリス、バーバラ・アンダーソン、ピーター・ルーパス、他
2018/04/23(月)17:58再放送、BSジャパン、2018/04/23(月)鑑賞
<ストーリー>
アメリカ南部最大の闇賭博のボスのクレッブスの組織にハスラーとしていた捜査官のトレドが、腕時計型のカメラで証拠書類を撮影中、正体がバレて用心棒のプレスに射殺された
プレスの集金のスケジュールを調査済みだったジム(グレイヴス)とウィリー(ルーパス)は、覆面をしてプレスから金を奪った。
ジムがハスラーに成りすましてミミ()と共にクレッブスのビリヤード場に乗り込み、前の夜にバーニー(モリス)が誘導装置を仕込んだ台と玉で勝負を始めて勝った。
4年前にプレスに騙されて身代わりに刑務所に入れられた恨みを晴らすためにIMFに加入したミミは、再会したプレスにジムの嘘の経歴を話した。
クレッブスに雇われたウィリーが特別室の台と玉にも同様の誘導装置を仕掛けて、ジムが勝って見せて、クレッブスが彼を雇って各地で勝負する話を持ち掛けた。
女グセの悪いジムが組織の女を口説いたことで焼きもちを焼いたミミは、腹いせにバーニーが車の中で台の遠隔操作しているところを、クレッブスとプレスに見せた。
プレスが集金した金が覆面をしたジムとバーニーに再度奪われ、クレッブスに激しく叱責されたプレスにバーニーが接触し、2人でジムとクレッブスを裏切って出し抜くことを持ち掛けた。
2人はクレッブスの商売仇のシャーキーに会いに行ってイカサマのことを話し、クレッブスの賭博でジムが負ける方に賭けて金を巻き上げることにした。
対決の終盤、バーニーが彼を見張るシャーキーの手下を薬で眠らせジムに有利な展開にしてジムを勝たせた、
シャーキーは「イカサマだ」と言って、誘導装置が仕組まれていたキューボールを銃で打ち抜くが、ウィリーが普通の玉とすり替えていて、クレッブスはジムから「イカサマをシャーキーに教えたのはプレスだ」と言われたため、プレスは2人から裏切り者扱いされることになった。
そんなプレスにウィリーが「ある人が欲しがってる、トレドが身に着けていた腕時計型カメラを売った金で出直せ」と言ったので、怪しんだプレスは拒否し、ウィリーは脱出した。
プレスはシャーキーに会いに行って、クレッブスの弱みとなる時計の話をし、墓地に隠されたトレドの死体を2人で掘り返している現場をIMFが取り押さえ、時計の証拠でクレッブスも逮捕され、ミミは今後もIMFのために働くことになった。
<感想>
「スパイ大作戦」のラストとなる、シーズン7に突入。
シーズン6では、ファーストシーンに続いてタイトルが流れるのだが、シーズン7からはシリーズ初期のように、タイトルから始まるように変わった。
ただし、テーマ曲は新たに録音し直したものに変わったかな?
ケイシー役のリンダ・デイ・ジョージはクレジットのみで出演はなく、代わりにミミがIMFに加わったが、ケイシーはこの後のエピソードには出演する。
ビリヤードの玉の軌道を変える誘導装置が、基板1枚とか玉に塗料を塗るとか、簡単すぎるのはご愛敬。
お金を奪って責任問題にしてターゲット2人を仲たがいさせるとか、クライマックスが墓を掘り返すだけで地味過ぎるとか、ストーリーに配慮が足りないと思った。