シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『愛しのレオナ(極秘指令地獄からの脱出)』」 ★★

【原題】Leona(意味「【役名】レオナ」)
シーズン7、第4話
1972年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】レスリー・H・マーティンソン【脚本】ハワード・ブラウン【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、グレック・モリス、リンダ・デイ・ジョージ、ピーター・ルーパス、他
2018/04/24(火)17:58再放送、BSジャパン、2018/04/24(火)鑑賞
<ストーリー>(データが消えたため、後半部分は不確か)
 シンジケートに潜入して幹部のアポロの右腕になった捜査官パーネルの正体がバレ、彼の救出をIMFが命じられた、
 アポロのライバルのジョセフ・エピックの妻で、風呂場で事故死したレオナにケイシー(ジョージ)が変装し、路上でエピックに目撃させて消えた。
 保険会社の人間に扮したジム(グレイヴス)がエピックのオフィスを訪ね、レオナは事故死ではなく故意に薬と酒を飲まされたと言い、保険受け取り人のエピックを怪しんでいると言って脅した。
 エピックの留守中にアパートに仕掛けを施したIMFは、借りた隣の部屋からエピックに対してレオナの幻覚を見せた。
 再度エピックを訪ねたジムは、レオナはアパートから決まった曜日と時間に出て決まった場所に行って、浮気していたと言った。
 エピックは激怒してジムを追い払ったが、ジムの話に出てきたタクシー運転手に扮したウィリー(ルーパス)と、行先のアパートのドアマンに扮したバーニー(モリス)に会って裏をとり、アパートの部屋に入るとそこにはアポロとレオナの写真があった。
 エピックの秘書で、アポロと通じているエディスは、オフィスに来たジムを自宅に誘い酔わせて眠らせたところにアポロの部下が現われ、脅されたジムはレオナの話は作り話だと白状した。
 エピックは、シンジケートの幹部会を招集し、ウィリーとバーニーを証人として呼んで、レオナは浮気が原因でアポロに殺されたと言った。
 アポロは、ジムの証言で疑いを晴らそうとするが、ジムが裏切って失敗し、レオナが死んだときに自分と一緒にいたパーネルにアリバイ証言をさせるために、拷問を中断させて幹部会に呼んだ。
 そこに合図を受けた警官隊が突入し、パーネルは救出された。
<感想>
 作戦の立案の考え方としては、
  (1)行方不明のパーネルを人前に連れて来させる
  (2)そのために、パーネルとアポロが2人きりでいた時間に起きた事故を、アポロによる殺人だとでっち上げ、パーネルのアリバイ証言が必要な状況にする
という、極めてリーズナブルな発想に基づいていて、突飛さは感じられないストーリー。
 でも、見どころのはずの一番の大仕掛けがエピックに亡き妻の幻影を見せることで、それはエピックに妻の死を思い出させるという「作戦の前段階のお膳立て部分」に過ぎないのが残念。
 エピックの最初のコンタクトが、保険調査員に扮したジムが会いに行くところから始まっても作戦としては成り立ち、幻影の仕掛けは不要だったかもしれない。
 「スパイ大作戦」ならではの大仕掛けは、もっと作戦の中心部分せ見せて欲しかった。