シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

 『不完全なふたり』 ★★★

 【原題】"Un Couple Parfait"
 2005年、仏=日、カラー、1:1.85、35ミリ上映、108分、字幕
 【監督&脚本】諏訪敦彦
  諏訪監督作品を観たのは『M/OTHER』(1999)以来だと思うが、時が経っても国が変わってもほとんど以前のままだった。
  結婚15年目で離婚を決意した夫婦の、別れたら家庭的なことは何もかも失ってしまうのでは?という恐れと、よりを戻しても希望のない結婚生活が続くだけだという板ばさみの状況で、ネチネチと2人を精神的に追い詰めるストーリーの嫌らしさと、固定カメラの長回しと苦悩を捕らえる顔のアップのショットの意地の悪さは絶品。
 2007/07/27(金) 19:15〜21:15、新宿武蔵野館2、整理番号=39/約40人/84席