英語タイトル:Ponyo on the Cliff by the Sea
2008年、日本(東宝)、カラー、1:1.85、35ミリ上映、ドルビーSRD-EX/DTS-ES、101分
【監督&脚本&原作】宮崎駿【音楽】久石譲
【出演】 土井洋輝、奈良柚莉愛、山口智子、長嶋一茂、天海祐希、所ジョージ、柊瑠美、矢野顕子、吉行和子、奈良岡朋子、他
2008/07/09(水)18:30-20:20、ヤクルトホール、ほぼ満員
まず感じたのは、「なんて自由な映画なんだろう」ということ。
映像が自由なのもさることながら、観ているこちらの気分まで自然にスクリーンを見続けていればそれでいいと感じた。
深読みすれば、海底のゴミやハムのような加工食品や非常時に弱い高度なテクノロジーに、純粋さが失われ虚弱になっている今の人間の姿を感じるが、それすらも人間のあるがままの姿であるとして受け入れようというメッセージが感じられなくもない。
しかし映画はひたすら、そんな小難しい理屈をこねたり頭を使って考えながら映画を観ることなどには目もくれず、ただひたすらスクリーンを見てイメージの波に乗って楽しむことの方へと導いてくれた。
ポニョの見た目など、気分を重視したイメージ中心のトータルな映画作りが、そんな気分にさせたのだろう。
(さらに詳しい感想はこちらに載せるかもしれない)