シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

 2008/11/25(火)〜2008/12/05(金)の日記 (『イーグルアイ』、『シルエット』、『真木栗ノ穴』、ブラボー国際映画祭、『1408号室』、『マンマ・ミーア!』、『ニュータイプ ただ、愛のために』)

【11/25(火)】
 朝、『捜索者』(★★☆)のビデオを観る。
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 昨日までたくさん映画を観たので、今日あたりから休肝日ならぬ休映日にしようかと思っていたのだが、突然考えが変わって『イーグルアイ』(★★)の109シネマズグランベリーモールの18:50の回に行く。
 予告編で、『誰も守ってくれない』『感染列島』『K-20』『青い鳥』と、何故か洋画の本編に対して邦画が続いたのだが、お涙頂戴っぽい映画やテレビ局製作のやっつけ映画っぽい最近鼻につくタイプの作品ばかりでウンザリ。
 その後、『ドラゴンボール』『オーストラリア』に続いて、『デス・レース』の予告編を観てやっとそのバカっぽい健全ぶりに心が洗われるようだった。
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【11/26(水)】
 朝、昨日観た『イーグルアイ』(★★)関連で、エネミー・オブ・アメリカ』(★★)の録画を観る。
 これも『イーグルアイ』同様、技術的にありえないことが多いが、まあ正確性よりも「ハイテクは怖い」というイメージ追及を優先させているということだろう。
 TAMA NEW WAVEの無料で参加できる落選映画の上映会に行こうかと思ったが、結局行かなかった。
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【11/27(木)】
 昨日に続いて『イーグルアイ』参考映画として『ザ・インターネット』(★★)を観る。
 こちらは内容的にちょっと違っていて、国家が暗躍する話ではなく、技術的な誇張も大きくなかった。
 TAMA NEW WAVEの上映会は、結局今日も行かなかった。
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【11/28(金)】
 朝、熊座の淡き星影』(★★☆)の録画を観る。
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 今日が最終日の『真木栗ノ穴』(★★☆)のレイトショーを観に行こうと思い、その前に『シルエット』(★☆)の19:00の回を観にUPLINK Xへ。
 お客さんは8人。
 毎日イベントを開いている映画だが、この日は上映後の監督と助演の出演者のトークショーだった。
 本当は、どうせなら主役の長澤つぐみちゃんが出席すると告知された日にすれば良かったのかも知れないが、いろんな意味で(どういう意味かは当てて下さい)怖かった(つぐみちゃんが怖かったという意味ではない)ので、それは避けて。
 20:15ごろに終わり、そのまま歩いてユーロスペースに行き、ロビーで待って21:05から『真木栗ノ穴』の開演。
 お客さんは30人ぐらい。
 終映は23:00で、すぐに帰宅。
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【11/30(日)】
 映画祭TAMA CINEMA FORUMの最終日に開催された「第3回ブラボー国際映画祭」に行く。
 前売りチケットが完売寸前だったところを事前に購入しての参加。
 この映画祭は初めて参加したのだが、第1の目的は3部構成のうちの第1部水野晴郎追悼」。
 とはいっても、私は水野晴郎氏には特に思い入れは無く、興味の対象は主に「シベリア超特急」などにまつわる当事者や一般人が何を考えているのか?あの盛り上がりってひょっとして「映画の悪食」なのではないか?ということを確認したかったということ。
 11:30から始まり、映画祭全体の司会の中野ダンキチ西田和昭(ぼんちゃん)の、生前の水野氏を身近で見ていた2人によるトークショー
 ぼんちゃんは、しばらく見ない間にますます横方向に広がったような気がする。
 基本は、生前の水野氏のエピソードの数々を暴露して笑い話のネタにするというものだったが、ぼんちゃんの絶妙なトークに大笑いさせられながらも、明け透けにそんな話をできることが愛情の裏返しだということが感じられた。
 わたし的に初耳で驚いたエピソードなどを挙げると、
 ▼『シベリア超特急』の編集は、水野晴郎市川崑監督と共に行っていた。
 ▼ぼんちゃんがたまたま淀川長治1人のための試写に同席することになり、ぽっちゃり好きだった先生にベタベタされて、トイレの世話までしてしまった。
など。
 そして、この日ぼんちゃんが「水野先生はゲイではなくてロリコンだった」ということを念を押していたので、その意思を受けてここでも改めて水野先生の「ゲイ疑惑」について書くと、先生がある会合かなんかで、見た目でゲイだと判った出席者に向かって、あくまでも反応を楽しむためにウィンクをしてみたところ、そのことがその筋で噂話として広がったことがゲイ疑惑の始まりだったとのこと。
 先生が自分に対するマイナスイメージを引き換えにしてまでも世間の勘違いで楽しむような心の余裕を持っていたとすると、同様に『シベリア超特急』の1作目が多くの人々に駄作呼ばわりされたときに、そのことを逆手に取って自作を広めることに利用し、そして続編の製作へとつなげていったという戦略をとったことだって十分考えられる。
 『シベ超』を笑いものにした人たちよりも、先生の方が一枚上手だったかも?ということ。
 一方、ロリコンの方は、シベ超シリーズに大塚ちひろのような元気でかわいいタイプの女の子が何人か出演していたり、この日も水野晴郎映画塾による映画『キネマの高円寺(へきち)』(★☆)の上映後に、映画の主題歌を歌っていて、生前の先生がお気に入りだったというアイドルグループ"Chu!☆Lips"のライブ・パフォーマンス(追っかけの合いの手つき)もあったりしたので、まあ根も葉もないわけではないといったところ。
 他にも、映画に関しての行動力がすごかったらしい小森和子さんの話もチラッと出たりして、そのおばちゃまも凌駕していたといわれる水野氏のエピソードが盛りだくさんの楽しいイベントだった。
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 続いて第2部の『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』(★★)の上映が始まった頃には、水野晴郎映画塾の塾生や追っかけたちがいなくなって、満席だった会場は半分以下になった。
 上映後に河崎実監督と中野ダンキチ氏のトークショー
 河崎監督は、作品同様発言もくだけた感じなんだけど、それでも基本は楽しくてちょっと真面目な映画を作ろうとしている、普通に大人の監督だった。
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 第3部は「第3回ブラボー国際映画祭」で、これはビデオリリースされた作品の中から、発売元の宣伝担当者自身が笑える作品や苦労話などをプレゼンテーションして、観たいと思った作品を観客の投票とインターネットによる事前投票(組織票やり放題か?)で選ぶというもの。
 作品の例としては、私が一番笑えたのが「尻怪獣アスラ」というアメリカ映画で、巨大化したお尻が都市を破壊する映画で、「モスラ」のような小美人っぽい2人が「モスラの歌」にそっくりな歌を歌ったりするなど、日本映画に精通した作り手による映画。
 (ただし、「モスラ」のもじりの「アスラ」は日本でつけられた邦題で、原題は"Rectume"(Rectumだと「直腸」)。)
 そんなわけで、私は劇場公開映画以外は観ることがほとんどないのだが、どんな分野でも頑張っている人がいることを実感できた。
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【12/01(月)】
 朝、マキノ雅弘監督の「次郎長三国志」シリーズの1作目次郎長三国志 次郎長売出す』(★★)の録画を観る。
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 今日は毎月1日の映画1000円の日で、WMCつきみ野『1408号室』(★★☆)の18:05からの回を観に行く。
 お客さんは約10人。
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【12/02(火)】
 マンマ・ミーア!』(★★★☆)の試写会に行く。
 会場のヤクルトホールがある新橋に行く途中、渋谷で降りて『マンマ・ミーア!』の後に観るニュータイプ ただ、愛のために』(★★)のチケットを買う。
 開映は18:30で、お客さんはほぼ満席。
 まあしかし、『マンマ・ミーア!』ほど観ていて一方的に圧倒された映画もない。
 自然に体を微妙に揺らしながら観ていた。
 『マンマ・ミーア!』の時代設定は明確に示されていなかったけど、メリル・ストリープの20歳の娘の父親候補がパンクロッカーだったりヒッピーだったりするので、インターネットが普及して間もない1990年代後半ぐらいだろう。
 終映は20:30ごろで、渋谷シアターTSUTAYAで21:00開映の『ニュータイプ…』に間に合うために急いで新橋駅から銀座線に乗る。
 渋谷シアターTSUTAYAのような道玄坂方面に行くには、銀座線で渋谷まで行く代わりに、表参道で半蔵門線に乗り換えて渋谷で降りた方が駅の位置的にいいのは解っていたのだが、半蔵門線の電車が来なかったのでそのまま銀座線に乗ってしまい、後で間違えたと後悔する。
 それでも、急いで劇場まで歩いて、なんとか予告編が始まった頃に入場。お客さんは5人ぐらい。
 渋谷シアターTSUTAYAには初めて来たのだが、自分の劇場で上映予定の予告編ですら画面のサイズが間違っていたり音量がもの凄く小さかったりで、商売熱心じゃないのだろうか?
 終映は22:45頃で、渋谷駅へと急ぐ。
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【12/05(金)】
 『GOMIN2』(★★)の録画を観る。
 ところで、この映画のタイトルは「5人」の意味があるのだが、登場人物のうちのどの5人をさしているんだろう?
 喜多嶋舞夏川結衣余貴美子の3人は確定(しかも、3人とも素晴しい)で、残り2人ははっきりしないけど、西山由海と大竹しのぶのようだ。