シネサルの「映画のブログ」

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 2009/12/15(月)〜2009/12/16(火)の日記 (ミニシアターの危機)

【12/15(月)、曇】
 最近調子が良かったHDDレコーダーがまた悪くなって、再生が時々止まる。
 それだけならいいけど、録画中の再生が止まると録画まで中断されてしまう。
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 渋谷シアターTSUTAYAのWebサイトを見にいったら、ついこの間までと比べて、様子が変わっていた。
 以前はレイトショーがレギュラーだったりするなど、毎日各スクリーン最低2作品は上映されていたのだが、上映本数が半減ぐらいになっていた。
 いわゆる劇場公開作品としての「ハク付け」のために、レイトショーで短期間公開されるような、ビデオプロジェクター上映作品はほぼ姿を消していた。
 日中の上映も、封切り作品ではなく、銀座シネパトスのような二番館としてのラインアップになっている。
 これって、最近の劇場閉館が続いている流れの1つの表れではないだろうか?
 最近閉館した映画館といえば、ここ1年の間に新宿プラザ、新宿コマ東宝新宿ジョイシネマ、新宿東亜の劇場が閉館になった歌舞伎町の印象が強いけど、これらは建物の老朽化も一因だから、閉館は避けられなかったとも言える。
 それよりも、老朽化すらしていないテアトルタイムズスクエアシネ・アミューズヒューマントラストシネマ文化村通りが閉館になったのは、映画興行事業が苦しくなっている以外には考えられない。
 これ以外にも、シネカノンネーミングライツによる収入と引き換えに「ヒューマントラストシネマ」と改名までしたり、日活が東京テアトルに劇場を貸し出すなど、目に見えないところでも劇場関係のリストラ(文字通りの「再構築」、誤訳の「首切り」ではない)が進んでいて、しかもそれらは軒並みミニシアターで起きている。
 私は、1、2年ぐらい前に「都内のミニシアターが危ない」ってどこかに書いたはず(面倒くさいから探さない)で、まさにその予想通りになってしまった。
 私のような門外漢だって、今の日本映画は内容的にも産業的にも危機感を感じるのが当然だと思うのに、映画業界とか芸能メディアとかの中には、まともな予想すら出来てないだけでなく、危機感のかけらも感じていないように見えるケースが多いよな。
 感じないだけでなく、ヒットした邦画があっただけで「映画の将来は明るい」みたいな、調子のいいことしか言わない人たちとか。
 あんな映画に何の愛着も感じないやつら、映画が没落したら終戦時の関東軍のように真っ先に逃げ出して自分だけ助かろうとするに決まってる。
 だから、今のうちに日本映画をあいつら任せにさせず、危機に向き合っていける人たちのものにしていかなければ、と思う。
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 夕方あたりから、風邪のひきはじめのころのようなのどの痛みを少し感じる。
 とりあえず、カロリーメイトでビタミンとミネラル補給。
 それから、頭のてっぺんの右寄りのところも少し痛い。
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【12/16(火)、曇】
 のどの痛みはなくなったが、頭の痛みとHDDレコーダーの不調は続く。