1973年、日本、カラー、98分、日本語
【監督】御法川清一
1945年の硫黄島における日米両軍の戦いをアメリガ軍のカメラマンが撮影した未公開のカラーフィルムを編集して、ナレーションと音楽と一部もしくは全部の効果音を追加して作られたドキュメンタリー映画。
映像はアメリカ軍側からのものだけなのだが、日本軍の状況などの映像以外の情報もナレーションで追加して、硫黄島の戦いの全体像を描こうとしている。
でも、言葉での説明が前面に出てしまい、主役の映像が背後に追いやられ、裏打ちのないそんな言葉の信憑性が弱くなった。
また、日米のそれぞれの状況のナレーションが、メリハリなく交互に語られるので、どっちのことを説明しているのか判りにくい。