2009年、日本、カラー、1:1.85、ドルビー、93分、日本語
【監督&脚本】片渕須直【原作】高樹のぶ子「マイマイ新子」
【声の出演】福田麻由子、水沢奈子、森迫永依、本上まなみ、他
2013/05/06(月=休)鑑賞、WOWOW放映
<ストーリー>
まだテレビのない家が多かった頃、山口県の田舎町に住む小学生の新子は、そこが千年前には都があった場所だとおじいさんに聞かされ、平安時代の様子を妄想するのが好きだった。
やがて、東京から転校してきて打ち解けない同級生の女の子と仲良くなり、2人で妄想を共有することになる。
<感想>
1950年代と思われる時代の再現と、妄想世界を現実に大胆にリンクさせることの表現においてはこれといった問題はないと思われる。
でも、そんなにまで作り込んだ結果の作品を観ても、「凝ってるけど、それが一体何なの?」という疑問が解けなかった。
作り込み自体が上手く出来たからといって、それが外向きのエネルギーとして発揮されるところまで至ってないから、感じる物が少なかったのだと思う。
.
2011/05/13(金)の日記 (『牛の鈴音』「夏の記憶」『十一人の侍』)
【曇】
昨日は早めに寝たのに、早朝に地震と物音でガバッと起きて二度寝したせいか、遅い起床時間になった。
午前中は、朝食以外特に何もせず。
......................................
昼過ぎに、昨夜の『牛の鈴音』(★★)の続きを観る。
まず、昨夜に思ったことはこちら。
この映画ドキュメンタリーなのか?そうではいのか?結論から言えば「ドキュメンタリー素材と実話を元にして、当人たちによって作られた『ドラマ』」だと思った。
つまり、ドキュメンタリーというよりドラマに近い。
これは、監督がインタビューで語った意図と一致していると思う。
で、「ストーリー」はというと、世の中の合理化の流れに逆らうように、昔ながらの農耕牛に頼った農業を営む老夫婦の物語。
そのような人たちは「頑固」ということになるのだろうが、というよりも年齢的にあえて生活スタイルを変えようにもリスクも大きく気力も体力もなく、「続ける」ことが何よりの幸福だと思えてくる。
というわけで、思ったよりも普通の映画として楽しめたのだが、この映画がどうこうとは別に、個人的に3.11以降の出来事を受けて、社会に対してどういう認識でどう向き合うべきかが揺らいでいて、それは「映画」対する考え方にも影響している。
具体的には「フィクション」と「ノンフィクション」、「現実」と「虚構」、「社会」と「個人」などについて。
よって、この映画に対してもきちんと判断できないでいる。
......................................
夕方にスーパーに買い物。
底をつく前に米を買う。あとは弁当。
夜に、週末恒例のブログとサイトの更新。
深夜に久しぶりにツイッターに復帰。
とりあえずの目的は、明日封切りの映画のささやかな宣伝。
その後、原発関係をフォローしたけど、ツイッターが重くて過去数時間分くらいしか見られなかった。
まあいいだろう、どうせ大したことないだろうし。
時間はかかったけど、気分的には深い入りせずにツイッターに接することができた。
.......................................
夜も更けてきたが、眠くならないので、昨夜のTBSテレビ26:29-2704の「女優登竜門デビュー」の録画を観る。
本編前に、ナビゲーターの中江有里さまが解説。
1分間ぐらいの出演だけど、彼女だけ目当てで見続けてもいいな。
今回は、北乃きい主演の「恋する日曜日『夏の記憶』」(2005、★☆)。
女子中の生徒の彼女が、非常勤教師の桐谷健太に好意を抱いてまとわりつくが、彼は彼女がいじめられていて、家の事情で転校することを知る…。
きいちゃんを初めて見たのは『幸福な食卓』(2006、★★)で、その時も今回の『夏の記憶』でもそうだけど、悪くはないと思っても、それ以上の逸材だったとは見抜けなかった。
初めて彼女をいいと思ったのは『ハルフウェイ』(2009、★★☆)
ちなみに、来週は南沢奈央。
.......................................
夜が明け始めてきたが、まだ眠くならないので『十一人の侍』(★★)の録画を観る。
<ストーリー>狩りに出ていた徳川将軍の弟松平齊厚が、藩境での小競り合いでカッとなって、隣国の忍藩領主を射殺してしまう。
殺された側の藩士が講義に直訴するが、老中は徳川家の体面を守るため、弟は不問の一方、忍藩は1か月後の取り潰しが決まった。
忍藩士の中で密かに刺客が結成され、齊厚が江戸から藩に戻る途中で待ち伏せたが、老中が取り潰しを取り消すとの知らせで中止。
しかし、それは老中のたくらみの嘘だったと解り、刺客隊は後を追って雨で川を渡れずにいた齊厚たちに襲いかかる…。<以上>
ストーリーが、同じ工藤栄一監督作品の『十三人の刺客』(1963)にそっくりで、ひょっとして焼き直し?
タイトルから連想される『七人の侍』は、ラストの斬り合いが雨の中というところぐらいの共通点。
白黒画面の重みを正攻法で活かした硬派な時代劇。
途中で眠ったが、起きたらまた眠れなくなって、最後まで観てしまった。
今度こそ本当に就寝。
.
2011/05/07(土)〜2011/05/09(月)の日記 (『山桜』『風が強く吹いている』)
【5/07(土)】
朝からツイッター。
原発事故や原発の是非などより、今まで現実主義で客観的な判断をすると思っていた人まで、こと原子力に関しては「原発推進は悪いこと」という先入観にとらわれて、偏った判断しかできなくなっていることに驚く。
人間って現実より自分の思い込みを信じてしまうものだと思って、絶望的な気分。
まぁでも、そんな奴らにこっちが悩み苦しむことはない、文化人なんて丸ごと信じられない人たちだということが判って良かった、とか思って気を取り直す。
.......................................
午後に『山桜』(★☆)の録画を観る。 【感想】
.......................................
夜もツイッターなど。
反原発を唱える人たちがドンドンファシズム化していることに暗澹となる。
=======================================
【6/08(日)】
遅い目覚め。
すぐに洗濯物を部屋干し。
夕方にスーパーに買い物。
=======================================
【6/09(月)】
世間的には連休も明けて、こっちも久しぶりに仕事らしく貯まったメール処理を少し。
そして、1件応募。
.......................................
午後に『風が強く吹いている』(★★)の録画を観る。
弱小大学陸上部が、部員それぞれが現状を克服して箱根駅伝を走るまでになる物語。
ストーリーはスポーツものの定番で、とにかくまじめな映画。
走る姿も美しい。
しかし、おなじ陸上モノの『奈緒子』(★★★)と比べると分が悪い。
その違いは、『風が〜』が競技中心なのに対し、『奈緒子』は登場人物中心で、心の弱みとの戦いが濃厚で、しかも上野樹里や三浦春馬の方がより惹かれる、など。
まぁ、真面目な映画でも良かったりする場合もあるけど…。
.......................................
夕方、スーパー3軒他で買い物。
2011/03/06(日)〜2011/03/08(火)の日記
【3/06(日)】
3/10(木)に税務署に提出をめどに、確定申告書の作成を再開。
ところが午後になって、健康保険の領収書的なものが入っていたはずの封筒の中身が見当たらず、部屋の中を探し回る。
結局、夜中になっても見つからなかったが、おかげで散らかっていた部屋の中が少し片付いた。
========================================
【3/07(月)、雪】
昨日の不安な気持ちが解消されないせいか、集団でいじめられているような変な夢を見て目覚めた。
........................................
夕方に『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』(★)の録画を観る。
旭山動物園の、入場者数が少なく閉園が検討されていた頃から、後の人気の元になった「行動展示」を始めようとするところまでを、実話を元に作られた話。
世の中を「善」と「悪」に分けて、善の側の視点でベタベタと描けば「感動」につながると思って作ったような映画で、つまらない。
マキノ監督の前作『次郎長三国志(2008)』(★)同様の、他人への甘えが目立つ腰の据わってない「映画こっご」。
........................................
おととい無くしたと思っていた健康保険の証書が、今年のものと一緒になっていたのを見つけて、確定申告書の作成を再開。
ところが、どうしても計算が合わないところがあって、調べているうちに必要な書類が送られてないかもしれないことに気づく。
でもって、送付のリクエストのメールを送る。
========================================
【3/08(火)、晴】
昨日の時点で確定申告書のゴールが見えたので、残りは夜に回して、日中は洗濯とかサイトの更新など。
........................................
午後に「ヘクトパスカル 疼く女」(★☆)の録画を観る。
劇場で3日間だけ上映されたR-15指定のOVで、セックスシーンの腰の部分のボカシはWOWOWがR15+相当として放送するためかもしれない。
コメントは特になし。
2011/02/09(水)〜2011/02/13(日)の日記 (「妄執、異形の人々V」『ヒア アフター』『洋菓子店コアンドル』『ランウェイ☆ビート』)
【2/09(水)】
今日はほぼ終日、情報の検討と、その結果深夜に1件応募。
==========================================
【2/10(木)、晴】
今日は朝から、月に1度の10km離れたところへの自転車で往復の日。
その後、午後から映画を観に行くことにしていたので、午前の用事は早く済ませたかったのだが、起きたのは遅めで、09:25頃に家を出る。
現地に着いたのは10:05頃で、用件は10分ぐらいで終了。
その後、情報収集のための順番待ちをしてから11:10頃に終了して、11:50頃に帰宅。
........................................
午後は夜に『ヒア アフター』(★★)の試写会に行き、その前にシネマヴェーラ渋谷の特集「妄執、異形の人々V」を観に行くことにする。
13:45頃に家を出て、14:45頃に渋谷に着きコンビニでパンを買ってから14:55頃に劇場に到着。
先日1/17(月)の映写トラブルのお詫びの招待券を出し、ロビーで待っていると、その時の同じ日同じ回に観ていた唐沢俊一氏が再び現れるという偶然。
15:05頃に前の回が終わって入場。
お客さんは40人ぐらいで、ほぼ全員年齢高めの男。
15:10に「怪談残酷物語」(1968 松竹、★★)の上映開始。
原作は「怪談累ヶ淵」で、私利私欲にまみれ人を殺めた者たちが、呪われて幻覚を見たお互いに殺し合うという、「四谷怪談」でもおなじみのパターンの典型。
春川ますみと桜井浩子以外の主要女性出演者がおっぱいを出している。
終映は16:38頃。
........................................
続いて16:50から『好色元禄(秘)物語』(1975 東映、★★☆)の上映。
最近ニュープリントしたと思しき綺麗なプリントで、主演のひし美ゆり子もキレイ。
活きが良くて面白い作品。
終映は17:58頃。
........................................
次の『ヒア アフター』の試写会場のニッショーホールへ、18:30までの30分間に移動しなければならないので、すぐに渋谷駅に向かって半蔵門線に乗り、表参道で銀座線に乗り換えて虎ノ門駅で降り、予想よりも早く18:20頃に会場に着く。
お客さんは75%ぐらいの入り。
終映は20:45頃で、まっすぐ帰る。
........................................
家に帰ってから、明日の午後の試写会の前に観る映画を探す。
深夜『大洗にも風はふるなり』をチラッと観て、舞台モノをそのまんまのスタイルで映画にすると芝居が見るに堪えない場合が多いことを改めて思い知らされて、すぐに録画を止める。
結局、午前の自転車と午後の映画で疲れたのか、眠くて起きていられずに、決める前に寝る。
========================================
【2/11(金=祝)、雪】
昨日早く寝たおかげで、今朝は早起き。
今日は午後から『ランウェイ☆ビート』(★☆)の試写会にいくことになっていたので、その前についでに観る映画を苦労して探した結果、1000円で観れるシネクイントで上映している『洋菓子店コアンドル』(★★☆)を観に行くことにする。
09:50頃に家を出て、雪の中を自転車で駅の近くに行って、田園都市線で10:45頃に渋谷駅に到着。
雪のせいか、人が少ない気がする渋谷の街を歩いてシネクイントに向かい、10:50頃に約1年前見た『(500)日のサマー』の半券の割り引きで1000円でチケット購入。
そして、『洋菓子店コアンドル』の初日先着サービスで、主演の蒼井優がCMに出演している「午後の紅茶」をもらって場内に入場し、午前中にもかかわらず1口飲む。
お客さんは30人ぐらい。
開映時刻は11:00で、まず予告編の『白夜行』は同じ深川栄洋監督つながり。
他は向かいの映画館で上映中の『ソウル・キッチン』、まもなく閉館して半券割引の相互関係が終わるシネセゾン渋谷で上映中の『デュー・デート〜』の予告編などが続く。
11:15から本編の上映が始まるが、ファーストシーンでプリントが止まってランプの熱で燃えるという事態が初日の初回に起きた。
5分ぐらいかけてプリントを修復して、最初のアスミック・エースのロゴから上映のやり直し。
トラブルの起きた箇所は、オーバーラップのところだったのか、目立たない自然なつながりになっていた。
蒼井優が朝早く洋菓子店の厨房に来た時に、先に来ていた先輩の江口のりこが「寝ている暇なんかないのよ!」と叱咤するのだが、彼女はバッチリとアイメークする暇はあったようだ。
しかし、このメークは意味があったことが後になって解り、終盤ではナチュラルになる。
コントラストが少し悪かったので、ビデオ撮影だろうと思ったら、エンドクレジットにソニーのシネアルタの文字があった。
終映は上映トラブルのため予定より10分ぐらい遅れて13:20頃。
.........................................
次は14:00からなかのZEROホールで『ランウェイ☆ビート』の試写会だったので、すぐに雪降る中を渋谷駅に向かい、山手線と中央線を乗り継いで中野駅で降り、雪が積もり初めて滑りやすくなってきた歩道を急ぎ足で歩いて行く。
そして、13:50頃に大ホールに入場。
お客さんは90%ぐらいの入り。
予告編に続いて本編の上映。
直前に観た『洋菓子店コアンドル』が、蒼井優の良さを引き出そうとしているのが感じられる演出だったのに対して、製作意図がビジネスライクで雇われ監督っぽい雰囲気のこっちでは、無難な出来上がりが目標で、それ以上のものは目指してないようで、まさに邦画のレベルの境目の両側を見たようだった。
終映は16:15頃で、またまた雪が降る中を帰っていく。
帰りにスーパーに寄ったら、休日の夕方だというのにすいていた。
後回しにしていた週末のブログとサイトの更新を、深夜にある程度終わらせて寝る。
========================================
【2/12(土)、雪】
昨夜やり残したブログとサイトの更新の続き。
書き溜めていた日記を書き始める。
あと、洗濯物もたまっていたので、夜に初めて、雨が降らないのを確認して夜中の内に外に干しておく。
========================================
【2/13(日)、晴】
朝から夕方まで、頑張って昨日の続きの日記の更新を終える。
........................................
日テレ22:30-22:56の「中井正広のブラックバラエティ」の「すべり芸の達人&関西芸人スタメン」。(★★★)
すべり芸人たちをネタにしての悪ふざけだけど、そんな彼らに対して「(彼らは)ハートが強い」とか、「みんな黒バラに出て欲しい。すげぇ観たい。」とか言ったりして、いい心意気だな。
それなのに、中居君が「黒バラ面白いって女友達に言われたことない。男ばっかり(面白いと)言われる。」と言ってたけど、そうなのか?
スタメンネタの面白さを解らないような人には、何も「言わせねぇよ!」
.........................................
最近調子が悪いVHSのデッキからHDDレコーダーへのダビングをスタートさせて寝る。
2010/11/28(日)〜2010/11/30(火)の日記
【11/28(日)】
10日ぐらい前に受け取ったオファーを、私の専門外だと思って放っておいたのだが、一応詳細を説明してもらうために問い合わせのメールを送る。
=========================================
【11/29(月)】
午後に「デコトラ★ギャル奈美〜爆走!夜露死苦編〜』(★☆)の録画を観る。
こういういわゆるVシネって、この程度軽く楽しめれば、後には何も残らなくても御の字かもしれない。
.........................................
続いて『サヨナライツカ』(★★)の録画を観る。
感想は、本館http://www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/kanso_ontv_2010.htmlに間もなく載せるつもり。
.........................................
昨日のメールの返事が届き、どうやら専門外でも問題ないとのこと。
明日あたりに回答するつもり。
=========================================
【11/30(火)】
昨日からの課題だった、回答をどうするか考えているうちに午後になりだったらこのまま考えて今日の夕方に回答しても、明日の朝まで考えて朝いちに回答しても、先方にとっては同じだろうと思って、明日まで先延ばし。
代わりに、ブログやサイトの更新。
.........................................
午後に「刑事コロンボ 殺意のキャンバス」(★☆)の録画を観る。 【感想】