【9/06(月)、晴】
これといって何も無かった日。
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テレビ東京20:00-21:48の「やりすぎコージー『やりすぎ昭和ヒット歌謡バカ』」。(★★☆)
「涼風凛」こと友近のロケコントに大笑い。
彼女は本当に「頭かおかしい」(ネタのためなら平気でリミッターを外すという意味で)。
同じネタを「あらびき団」でやった時には「涼倉米子」名義だったけど、実在の人間に名前が近過ぎたから変えたのかな?
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【9/07(火)、晴】
今日もこれといって何も無かった。
今日は日中、今年一番暑いと思った。
最高室温は35℃。
さすがにクーラー使おうかと思ったが、その前にシャワー浴びて昼寝をしたら、そのままなんとなく夕方まで過ごせた。
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【9/08(水)、雨】
天気予報では夜から雨だったが、台風の進路が変わって朝から雨。
外は24℃ぐらいだったはずだが、家の中はそんなに温度が下がらず31℃だったのは何故?
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『キラー・ヴァージンロード』(★)の録画を観る。
意欲だけで作った映画なのかなぁ?
監督の身の程知らずにはきつく当たりたくないけど、監督の技量に無頓着な製作者、どんな映画でも持ち上げることしかしない芸能メディアは、止めるべきものを後押ししたことに責任を感じるべきだと思う。
「もっと場数踏んでから商業映画を撮ろうよ。」とか、「映画の出来ばえに失望を覚悟できる人なら観てもいい。」とか、忌憚のない意見を言ってよ。 【感想】
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夕方、小雨になったので近所に買い物。
2010/07/31(土)〜2010/08/01(日)の日記 ([『カフーを待ちわびて』「豆腐姉妹」)
【7/31(土)、曇】
おととい木曜日の用事を済ませて一段落ついたので、たまっていたブログとサイトの更新をする。
ためていると、いつ何をしたか思い出せないことがあって良くない。
『カフーを待ちわびて』(★★)の録画を観る。
沖縄が舞台の映画の中には、沖縄のローカル性にあやかっているだけのひどい映画がいくつかあったのだが、この作品は危惧していたようなことは無かった。
だからといって、ドラマとしての力強さも無くて、一言で言えば可もなく不可もない映画。
(もっと詳しい感想はこちら)
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【8/01(日)、曇、暑】
朝に、昨夜24:00-24:30に録画したWOWOWの「豆腐姉妹」の第1話を観る。(★☆)
吉高由里子が1人で同居する三姉妹全員を演じる。
三女が吉高本人役でフェイクドキュメンタリーのパート、次女がキャバクラ嬢でアニメの吹替え、長女が図書館勤務の地味な役でドラマのパート、となっている。
こういう「しかけ」だらけのドラマを観ると、先日の「モテキ」を観た時にも感じたけど、最近のドラマや映画の作り手は、演出の力で厚みのあるドラマを作ろうという意思が最初から持つつもりも無いんじゃないか?と思ってしまう。
実力が無いからと諦めているのか?演出の良し悪しよりも「しかけ」の方がウケがいいからか?
そういえば、「しかけ」しか感じられないAKB48なんかが最近人気があったりするからなぁ。
もうカルチャーやサブカルに未来は無くて退化の一途をたどるのかなぁ…。
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昨夜早めに眠くなって寝たら、今朝それ以上に早起きしすぎで、昼前に眠気に襲われて仮眠して復活。
今夜は湿度が高くて、今まで暑いのはどうにかできたのだが、蒸し暑いのだけはどうにもならなくて、今シーズン初のエアコン除湿運転。
2010/07/09(金)〜2010/07/11(日)の日記
【7/09(金)】
今日も、ブログやサイトの更新や、これからの映画を観る予定をなんとなく考えただけで、ほとんど何もしないで1日が終わってしまった。
『刑事コロンボ 殺人処方箋』の録画を観る。(★★ 【感想】)
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【7/10(土)、晴】
今日もこれといったことはしなかった。
午後にスーパーに買い物に行くために外に出たら暑かった。
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【7/11(日)、曇>雨】
今日も、1日の大半は細々したことをすることに費やされた。
午後に、雨が本降りになりそうになったところで、参議院選挙の投票に行ってからスーパーへ。
夜に、選挙の開票速報の番組をチラチラと観る。
主に、ビートたけしが出ていたTBS。
たけしも言っていたけど、国会議員になろうとしている人(主にタレントやスポーツ選手)が、スポーツだとか身近な問題だとか、スケールの小さなこと言ってるのって、何なんだろう?
まあ、何十年も前からタレント議員はいかんと多くの国民が言っておきながら、結局当選させちゃうのが悪いんだけど。
そんな、悪い冗談だらけで、こんな世の中意味があるのか?などと思いながら、PCで『ホッタラケの島 遥と魔法の鏡』(★ 【感想】)の録画を観たら、「こんな映画意味があるのか?」と、同じような空しさを覚える映画だった。
ファンタジーを成立させるには、強い想いや覚悟が必要なのに、そんなものは全く無い「ファンタジーごっこ映画」だった。
2010/04/16(金)〜2010/04/18(日)の日記 (「警部補 矢部謙三」「トラブルマン」『密会』『ラスト・ブラッド』)
【4/16(金)、小雨&みぞれ】
最近、銀行振込の手数料をどうすれば安く出来るかを調べた結果、りそな銀行のネットバンキングが手数料100円以内ということで3日前に申し込んだのだが、使えるまでに1週間ぐらいかかると言われた。
そこで、代わりの方法をあれこれ探したり試したりしていたところに、ネットバンキングのカードが送られてきたので、そのセットアップをし始め、2時間ぐらいかけて昼頃に今日が期限の振込までこぎつけることができた。
その後、食品などを買いに近所のスーパーなどを、小雨の中を自転車でハシゴ。
寒いと思っていたら、雨とは違って空気抵抗を受けながらおちてくるもの(つまり、多分、いわゆる、みぞれ)が降っていた。
スーパーの上の階にあるリサイクルショップに初めて入ったら、家具類が充実していることを知った。
供給源が多いということかな?
今、そんなに高くないイスを探しているので、リサイクルショップの数々を物色してみようかな?
あちこち回って、ベイスターズマートでキャベツを、通常価格298円(野菜に通常価格なんて無いだろ!)のところ100円で売っていたので、小さくて軽かったけど、大量に食べるわけではないので買った。
あちこち回って、結局2時間ぐらい経って家に帰る。
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深夜、「ワールドビジネスサテライト」を観ていたら、先週の第1話は観たテレビ朝日の「警部補 矢部謙三」(★☆)を見逃した。
タイトルに反して実質的主役の貫地谷しほりがここでもいい芝居をしているなぁ、と思っていたのだが、見逃したということは、その程度の期待度のドラマだということだろう。
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テレビ東京24:12-24:53のドラマ24「トラブルマン」(★☆)を、第2話になって初めてなんとなく観る。
監督がSABUだということで、一応注目はしていたのだが…。
やけにゆったりした雰囲気だなぁ、という印象で、結局内容に入り込むことはなかった。
かつて、映画監督たちが演出を手がけたテレビドラマシリーズ「私立探偵 濱マイク」もそうだったけど、映画監督が長編映画の感覚で演出すると、テレビドラマとしては良くないということだろうか?
時間単位ではなく、分単位、秒単位で演出しなければならないのかも。
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【4/17(土)、雨>晴】
1日中家の中。
HDDレコーダーが、録画した番組がことごとく再生がうまく出来ない状態になってきて、いよいよどうしようもなくなって買い替えなきゃいけなくなったかも。
これが原因で『密会』(★★☆)の録画中に別な録画を再生したら、再生不調で止まるたびに録画も止まって、結果的に『密会』の録画が分断状態になってしまったので、早めに観てHDDから消してしまおうと思った。
それにしても、中平康監督は演出がシャープでやっぱりいい。
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【4/18(日)、晴】
今日も1日中家の中。
午後に『ラスト・ブラッド』(★)の録画を観る。
最近こういうアクション映画多いよなぁ。
カット割りを速くして、CGで画面に味付けすればウケると思っていて、そんなアクションシーンを延々と続けるんだけど、メリハリをつけようとしていないから、観ている方は数分も経たないうちに白けてしまって、最後まで一向に盛り上がらない。
「量より質」という言葉も知らない、なんとかの一つ覚えの物量作戦。
『タイタンの戦い』(2010)とかも、予告編の印象では多分そんな映画。
日本インターネット映画大賞2009<外国映画部門>投票
日本インターネット映画大賞への投票、兼、私が選んだベストテンと個人賞です。
【作品賞】
「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」 5点 (★★★☆ 【感想】)
「マンマ・ミーア! 」 4点 (★★★☆ 【感想】)
「レイチェルの結婚 」 3点 (★★★ 【感想】)
「脳内ニューヨーク 」 3点 (★★★ 【感想】)
「エスター 」 3点 (★★★ 【感想】)
「母なる証明 」 3点 (★★★ 【感想】)
「スペル 」 3点 (★★★ 【感想】)
「レスラー 」 2点 (★★★ 【感想】)
「エレジー 」 2点 (★★★ 【感想】)
「キャピタリズム〜マネーは踊る〜 」 2点 (★★★ 【感想】)
【コメント】
次点は、『グラン・トリノ』、『アバター』、『コネクテッド』、『3時10分、決断のとき』、『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』、『スラムドッグ$ミリオネア』、『フロスト×ニクソン』、『レッドクリフ PartII −未来への最終決戦−』。(順不同)
日本では洋画の不振、それもこれまで稼ぎ頭だったハリウッド大作離れが進んでいるようです。
確かに、似たり寄ったりの企画、ヒット作のシリーズやリメイクなどが多く、新しさを期待できない映画は平気でパスできるようになりました。
それでも去年を振り返ると、観た洋画の約3分の2がアメリカ映画で、それ以上にベストテンではアメリカ映画の圧勝になりました。
つまり、アメリカは決して「空疎な大作」だけを作っているわけでなく、まともな映画もちゃんと作っているという層の厚さを見せつけたことになります。
このことを日本の状況と比べて、その違いが象徴的に表れているのが、「日本映画ベストテン」でコメントしたことの繰り返しになるけど、日米のアカデミー賞。
優れた映画や映画人に対しては、他国であっても作品が地味であっても素直に敬意を表して正しく評価できる国と、変な思惑が働いて地味な映画にはとことん冷たい国。
アメリカをうらやましがるだけでなく、日本もそれを目指して「映画の敵」を排除していかなければならないのかも。
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【監督賞】
[サム・メンデス] (『レボリューショナリー・ロード』)
【コメント】
演技合戦が一番の見どころの作品だったので、監督と俳優たちのチームワークが光っていたと思います。
【主演男優賞】
[レオナルド・ディカプリオ] (『レボリューショナリー・ロード』)
【コメント】
【主演女優賞】
[ケイト・ウィンスレット] (『レボリューショナリー・ロード』『愛を読むひと』)
【コメント】
【助演男優賞】
[クリストフ・ヴァルツ] (『イングロリアス・バスターズ』)
【コメント】
これは説明いらない。
【助演女優賞】
[ ] (『 』)
【コメント】
特定の人が思い浮かばなかったので棄権します。
【新人賞】
[イザベル・ファーマン] (『エスター』)
【コメント】
外国人俳優の選考は、どうしても気合が入らないから、新人賞は子役になってしまう…。
【音楽賞】
『グラン・トリノ』
【コメント】
一番印象に残っている音楽は、『グラン・トリノ』のエンドテーマ。
【ブラックラズベリー賞】
『 』
【コメント】
ヒドい洋画は確かにあったんだけど、誰が観てもダメな映画は、改めてワースト賞のレッテルを貼る必要はないから、棄権。
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【勝手に「謎の映画」賞】
『チェンジリング』 (★★☆ 【感想】)
【コメント】
この映画っていい映画だとは思うけど、どう考えてもストーリー的に解らないことだらけ。
高く評価している人は、ちゃんと解った上でのことなのだろうか?
それとも、勘違いをして解った気になっているだけ?
.
<<< 以下、ネタバレ >>>
.
最大の謎は、子供たちの中には脱走した者もかなりいて、遺体の多くは身元が特定できないような状態だったにもかかわらず、アンジー演じる母親は犯人の逮捕後になぜ息子を探し続けることをやめたのか?
息子が生きている可能性はあったはずなのに、なぜそれを信じなかったのか?
せっかく面会出来た犯人から子供の安否などの情報を聞き出そうと食い下がらなかったのか?ということ。
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この内容(以下の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。
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日本インターネット映画大賞2009<日本映画部門>投票
日本インターネット映画大賞への投票、兼、私が選んだベストテンと個人賞です。
【作品賞】
「愛のむきだし 」 4点 (★★★☆ 【感想】)
「余命1ヶ月の花嫁 」 4点 (★★★☆ 【感想】)
「ディア・ドクター 」 3点 (★★★ 【感想】)
「ロボゲイシャ 」 3点 (★★★ 【感想】)
「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」 3点 (★★★)
「空気人形 」 3点 (★★★)
「ポチの告白 」 3点 (★★★ 【感想】)
「オカルト 」 3点 (★★★ 【感想】)
「あんにょん由美香 」 3点 (★★★)
「劔岳 点の記 」 1点 (★★☆ 【感想】)
【コメント】
ここ数年間、メディアなどでは
「邦画が洋画のシェアを上回った」
「毎週の興行収入ランキングで、邦画が半数以上を占めるようになった」
などと、邦画が好調で大衆に支持されているように報じられることが目立ちました。
でも、その間でも私は常に
「邦画はこのままでは(質的に、そしていずれは興行的に)危ない。」
と言い続けてきました。
結果は、今のところ私の方が正しかった(というより、メディアが嘘つき或いは目が節穴)ようです。
ベストテンを選ぼうとした結果、9本しか選べなかったことは、去年の不作ぶりを反映しているのか?
(せっかくの10本の枠を有効利用するために、今の邦画の作り手に欠けている「志」「心意気」が素晴らしかった『劔岳 点の記』を加えたけど。)
不作というよりは、「まともな映画」と「ダメ映画」の二極分化がハッキリしてきていると言った方が正確。
『ディア・ドクター』や『空気人形』のような、つかみどころのない世の中を反映したような、日本ならではの作品が作られる一方、予告編程度の映像を見ただけでテレビドラマのような安っぽい見てくれの映画だと判るものや、何のために作られたのかが解らない映画が多数ある。
そんな「ダメ映画」が存在できるのは、作品のクオリティに対して作り手が無頓着なだけでなく、上に述べたように真実を伝えるという本来の使命に代わってスポンサーの宣伝組織と化してしまった芸能メディアが諸悪の根源。
日本の映画に対する不誠実さを象徴的に表しているのが、日米のアカデミー賞の違いですね。
主に自国(時には自国を差し置いて他国)の映画の良さをありのままに示しているのに対し、日本のはイメージ捏造作業を見せられている感じ。
まるで「大本営発表」か人民なんとか国の検閲みたいで、そんな世間を欺くようなことは間違いだということは歴史を見ても明らかです。
映画ファンは、今こそ映画の存亡をかけて、これらダメ作り手やダメメディアを「敵」とみなして排除を訴えないといけない気がします。
せめて映画賞だけは正直に、いい映画に脚光を浴びせようとする姿勢だけは見せて欲しいもんです。
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【監督賞】
[ 廣木 隆一 ] (『余命1ヶ月の花嫁』)
【コメント】
「涙のために他人の不幸をネタにしているようなストーリー」
「テレビっぽい映画を連発するテレビ局製作映画」
「そんなテレビ局とつるんで儲ける東宝配給作品」
という悪い印象を抱く要因であふれている作品だが、それでも監督の真摯な姿勢と実力があれば全部ひっくり返すことが出来ることを示しました。
今の日本は「監督なんて誰でもいい」みたいな感じで、テレビドラマの監督を安易に起用して、彼らの大半がものになっていない。
やはり監督の人選は重要です。
【主演男優賞】
[ 浅野 忠信 ] (『ヴィヨンの妻』『劔岳 点の記』)
【コメント】
本当は常連っぽい人はいまさら選んでもしょうがないと思うんだけど、特に『ヴィヨンの妻』では絶品でした。
【主演女優賞】
[ 榮倉 奈々 ] (『余命1ヶ月の花嫁』)
【コメント】
俳優賞を決めるにあたって、「演出のおかげ」「作品に恵まれた」などの要因を排除すべきか?といえば、そんなことはなくて状況が芝居に影響するのは当然のことで、それら全部を含めて最終的に演技が良かった人を選べばいいと思う。
彼女の演技は本当に良かったと思うし、賞ってこういうときにこういう人にあげるべきというタイミングがあると思う。
(『下妻物語』の深田恭子とか。)
【助演男優賞】
[ 新井 浩文 ] (『劔岳 点の記』『蟹工船』(★★ 【感想】)『ヴィヨンの妻』『クヒオ大佐』(★★☆ 【感想】)『蘇りの血』(★☆ 【感想】))
【コメント】
どんなにチョイ役みたいでも、ほとんどの作品で印象に残っているのは凄い。
【助演女優賞】
[ 仲 里依紗 ] (『パンドラの匣』(★★)『ハルフウェイ』(★★☆))
【コメント】
『ディア・ドクター』『空気人形』の余貴美子でも良かったんだけど、やっぱり常連ははずして、新人賞的な意味も加えて。
【新人賞】
[ 渡辺 大知 ] (『色即ぜねれいしょん』)
【コメント】
他の候補者は、
金澤美穂 『はじめての家出』『60歳のラブレター』
西島隆弘 『愛のむきだし』
高良健吾 『フィッシュストーリー』『蟹工船』『禅 ZEN』
AKIRA 『ちゃんと伝える』『山形スクリーム』
ちなみに、もし安藤サクラが2009年の新人賞に選ばれたら、既に2008年で投票済みの私には複雑な気持ちになるだろうから、一歩進んでいたことに対して「偉い」と言って欲しい。
【音楽賞】
『愛のむき出し』
【コメント】
今年一番印象に残った映画の中の音楽は、延々と鳴り続いていた「ボレロ」かなぁ、やっぱり。
【ブラックラズベリー賞】
『60歳のラブレター』 (★★ 【感想】)
【コメント】
最初に断っておきますが、『60歳のラブレター』が最低の出来の映画ってことではないです。
演出の面ではまだマシで、これ以下の映画はたくさんあったけど、それらはわざわざ取り上げる価値も無いだけ。
『60歳のラブレター』の問題点は、最近の日本映画にはびこる、「客なんて泣けりゃいいと思ってるんだろ?」な発想でベタに作られている映画だということ。
60歳ごろに直面する退職や老いなどの問題に対して、正面から向き合って現実を反映して作れば立派な人生ドラマになったはず。
ところが、ここではそんな問題は単なる泣かせのための道具でしかない。
突然ふってわいた不幸に登場人物が「これを見て泣け」と言わんばかりの泣きの芝居。
それがご都合主義な展開で何もしないで解決して、一転笑顔でまた泣かせ狙い。
現実社会では、困難に直面した人間は克服しようと努力したり、「自分が間違ってたんじゃないか?」と反省したり後悔したりで傷つくのは当たり前。
ところがこの映画はそんな人生の深みやダークサイドには踏み込まないで、上っ面だけ見せてベタに泣かせを狙っているだけ。
こういう感動の安売り映画って、ケータイ小説が原作の若者向け映画に多い印象だったけど、なんのことはないいい年した高齢者も一緒。
『ALWAYS/三丁目の夕日』(★☆ 【感想】)なんかを観て「昔は良かった」と言っていた当人たちが、その悪くなったらしい今の日本を作った張本人だということを棚に上げていたことを思えば、そんな虫のいい人たち向けの映画はこうなっちゃうということか?
ニワトリが先か?卵が先か?
映画の作り手が悪いのか?受け手が悪いのか?
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【勝手に「この映画を見習え!」賞】
『ドロップ』 (★★☆ 【感想】)
【コメント】
今の日本映画に見られる悪い傾向として、「良く出来た映画」を目指し過ぎるあまり、エモーションやスケール感に乏しい矮小化された作品が多くなった。
(例、『フィッシュストーリー』(★★ 【感想】)、『重力ピエロ』 (★★ 【感想】))
映画はウェルメイドであることより、『ドロップ』のように熱くなれることが絶対に重要。
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この内容(以下の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。
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『アサルトガールズ』 ★☆
"Assault Girls" 読み「アソールトガールズ」、意味:急襲する女たち
2009年、日本、カラー、35ミリ上映、英語&日本語(日本語字幕)
【監督&脚本】押井守
【出演】黒木メイサ、菊地凛子、佐伯日菜子、他
2009/12/29(火)11:50-13:15鑑賞、テアトル新宿、約40人/約200席
冒頭は「現実と虚構」についての硬いナレーションだが、始まってみればゲーム世界を生身の人間が演じているだけみたいで、設定やストーリーに深みは無い。
それなら映画の狙いは、ストーリーではなく映像面であるはず。
その映像の特徴は生身の人間の良さを生かすことで、それゆえの黒木メイサなどの女性陣のキャスティングであり、体の線が出るピッタリの戦闘服を着せたりしている。
それなのに、結果は登場人物にも映像にも魅力を感じなかった。
やる気が無かったとしか思えないくらい。
もしくは、全く苦手なタイプの映画を演出してしまったのか?
押井監督って、女性を魅力的に見せることに対して執着心がないのか?あっても見せる技術が無いのか?
(もっと詳しい感想がこちらに載るかもしれない)