シネサルの「映画のブログ」

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 2008/07/25(金)の日記、もしくは7/24(木)放送の『カプリコン・1』の放映時間について

【晴】
 今日も、「暑さで目覚め作戦」が効を奏して早く目覚める。
 昨日の深夜にNHK-BS2で放送していたカプリコン・1』の録画をチェックするが、オリジナルの上映時間が129分に対し、実測値は約123分
 これは、ヨーロッパでPAL方式のテレビの原版を作る際、毎秒24フレームの映画のコマをそのまま毎秒25フレームのPALのコマに変換するという手抜きがよく行われ、この場合オリジナルのフィルムの上映に比べてビデオの再生は
  25 / 24 = 1.04
で、1.04倍速で再生されることになる。
 『カプリコン・1』もこれが行われているとすると、129分の尺が
  129 x 24 / 25 = 123.8
と、124分ぐらいになるので、実測結果ともほぼ一致している。
 でも、IMDbを見ると、上映時間が123分と出ているんだよなぁ。これって日本公開版より短いバージョンが存在していて、今回放送されたのもショートバージョンかもしれないってこと?
  http://www.imdb.com/title/tt0077294/
 さらに、このPAL方式の変換に関する問題は主にヨーロッパ映画で起きることなので、それならばカプリコン・1』ってヨーロッパ映画なの?ということになる。
 私の認識ではアメリカ映画だったのだが、いろいろ調べると、表記が以下のようにまちまち。
  キネ旬データベース・・・・・イギリス
  allcinema・・・・・・・・・・アメリ
  IMDb・・・・・・・・・・・・アメリカ=イギリス
  NHK-BS2放送時の注釈・・・・・アメリ
  ADAMS ・・・・・・・・・・・・イギリス
  TVブロス・・・・・・・・・・イギリス=アメリ
 まあ、この辺のいわゆる「映画の国籍」に関してはハッキリしないことが多いので、このような状況でも不思議ではないのだが。
 ところで、IMDbを見て驚いたのだが、公開日がアメリカをはじめ世界的に1978年になっているのに対し、日本ではこの映画は1978年の正月映画だったので、1977年の12月公開となっている。
 即ち、ひょっとしたら日本が世界で一番最初に『カプリコン・1』が公開された国かもしれないということになる。
 配給をしていたのが、当時数々の荒技を見せていた東宝東和(今のGAGAのようなトリッキーなプロモーションを行っていた)だったので、何か上手いことでもやったのかも。
 で、『カプリコン・1』についてはとりあえず決着をつけたつもりになったところで、今朝の映画はあにいもうと(1953 大映、監督:成瀬巳喜男)(★★☆)の録画を観る。
 家に帰ってから、『カプリコン・1』の放映時間が短かったのが高速再生のせいか?ショートバージョンのせいかを確認する方法を思いついて、実行した。
 その方法とは、テーマ曲を聴いて、もし早送りだったらリズムが速くなっているか、ピッチが上がっているはずだということ。
 その比較対象として、『カプリコン・1』のテーマ曲といえば、水曜スペシャル川口浩探検隊』」のオープニング曲として昔から何度も耳にしていて、その探検隊の録画を引っ張り出してきて比較してみた。
 結果は、探検隊の方の曲が短くてきちんと比較できなかったのだが、感じとしては昨夜の『カプリコン・1』の方がピッチが上がっているような気がするので、PAL方式の変換による早送りのせいで123分と短くなったと思われる。
 それから、この『カプリコン・1』の音楽のチェックをしているころ、7月21日の日記に書いたモヤモヤさまぁ〜ず2 ゴールデン」の中で、1000円の自動販売機で入手した、臭い貝の中から出てきた真珠のネックレスを、大江アナが身に着けてワールドビジネスサテライトに出演するかをチェックした。
 結果は、もともと特徴の無いネックレスだったので判りにくかったけど、確かにあの臭いネックレスだったようだ。ありがとう、まりりん