シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

 キネマ旬報ベストテン(2008年度) ★★

【邦画】
(1) おくりびと(★★) (松竹)
(2) ぐるりのこと。(★★★☆)
(3) 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(★★☆)
(4) トウキョウソナタ(★★★)
(5) 歩いても 歩いても(★★★)
(6) 闇の子供たち(★★☆)
(7) 母べえ(★★★) (松竹)
(8) クライマーズ・ハイ (東映)
(9) 接吻(★★★)
(10)アフタースクール(★★)

次点  百万円と苦虫女(★★★)
【洋画】
(1) ノーカントリー(★★★☆) (米)
(2) ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(★★☆) (米)
(3) ダークナイト(★★★) (米)
(4) イントゥ・ザ・ワイルド(★★★) (米) / ラスト、コーション(★★★) (米=中国=台湾=香港)
(6) イースタン・プロミス(★★☆) (加=米=英)
(7) その土曜日、7時58分(★★★) (米)
(8) エグザイル/絆 (香港)
(9) つぐない(★★☆) (英)
(10)チェチェンへ アレクサンドラの旅 (露=仏)

次点  12人の怒れる男(★★) (露)
...................................
 邦画はヨコハマ映画祭と似た結果。
 ベストテンに上がっている映画の特徴を挙げると
  <1>拡大公開作品。洋画はそのため自然にアメリカ映画が強い(選考委員は邦画と洋画それぞれ400本近くあるうちの半分も観ているか怪しいので、メジャーな作品は押さえて、マイナーな映画はパスされやすいから、拡大公開作品が有利?)
  <2>有名監督作品(<1>と同じ理由で、有名監督作品は押さえて、そうでない監督の作品はパスされるから?)
 以上、<1><2>の特徴に合ってないのは厳密には邦画洋画とも0本。
 そんな理由で、作品によって有利不利のばらつきがあって、作品の出来の良し悪しだけで順位が決まってるとは言いがたいのでは?
 そうなると問題なのは、ベストテンに入ってしかるべき傑作であるにもかかわらず、選考委員が注目してなくて観ている人が少なくて、ベストテンに入れなかったという作品が11位以下にいくつかあるかもしれないこと。
 だから、ベストテンだけでなく、11位以下にも注目すべきだろう。