シネサルの「映画のブログ」

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 2009/10/19(月)の日記(『ロボゲイシャ』『ライブテープ』)

【10/19(月)】
 昨日は昼まで寝てしまい、夜は眠れなくて夜更かしという、夜型生活が最近続いて、朝から寝不足気味。
 そんな中、21:20からの東京国際映画祭(TIFF)「日本映画・ある視点」部門の『ライブテープ』(★★☆)を観に行き、その前に今月30日で上映終了予定のロボゲイシャ』(★★★)の夜の回を観ることにする。
 電車で渋谷に向かい、開映時刻18:30の5分ぐらい前にシアターN渋谷1に入場。
 お客さんは6人ぐらい。
 15分間ほどの予告編の中では、ドキュメンタリーのマラドーナが題材的に面白そうだと思った上に、エミール・クストリッツァが監督だということを知って、ますます注目度アップ。
 ランディーズはたいしたことなさそう。
 『ロボゲイシャ』は、周りに聞こえない程度の声で「ありゃー…」とか「くだらねぇ〜」などと何度か言ってしまうほど楽しめた。
 終映は18:30頃で、劇場前に置かれているチラシを集める。
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 続いて、『ライブテープ』の上映会場の六本木ヒルズに向かうために、渋谷駅から銀座線に乗り、表参道で千代田線に乗り換えて乃木坂駅で降り、12分ぐらい歩いてTOHOシネマズ六本木ヒルズに21:00頃に着く。
 あまり明るくない劇場の出入り口前の屋外では、上映が終わった作品の関係者と思しき人数人が、お客さんと思しき人たちに囲まれて話し合っていた。
 あまり広くないロビーに多めの人々がいて、しばらく様子を見る。
 『ライブテープ』のプレス受付前には、配給のSPOTTED PRODUCTIONSの直井さんがきりもり。 それから、映画ライターの森直人さん。
 『ライブテープ』の予告編を編集して、『グロテスク』(★★)で長澤つぐみさんとも仕事をしている白石晃士監督らしき人を見かけたが、服装がありがちな上に元々そんなに詳しくないので、自信がない。
 5分ぐらいいて、これ以上何も起きそうにないと思ったところで、21:05にスクリーン2に入場。
 お客さんは90%ぐらいの入り。
 去年も同じ文句を言ったけど、開映時刻の5分ぐらい前から、場内が暗くなって映画祭のスポンサーのCFが上映され、お客さんが入場中なんだから、せめてもうちょっと明るくしないのは、不親切なだけでなく危ない。
 21:20頃に予定通り始まり、司会者の紹介で、出演者の前野健太さんと長澤つぐみさん、そして松江哲明監督の3人が入場。
 英語通訳つきで、それぞれの挨拶や、簡単なインタビューがなさせる。
 監督は照明をまぶしがったりだったのに対し、つぐみちゃんは人に見られ慣れしているのか発言も含めて堂々としていた。
 最後に、プレス向けの撮影が始まり、監督とつぐみちゃんはカメラマンのリクエストに応えて愛想を振りまいていたが、サングラス姿の前野さんはほとんど無表情のキャラを通していた。
 3人が退場して、まもなく本編の上映。
 驚いたのが、ライブテープは交通量や人通りの多いところでギターの弾き語りで歌っているのを同時録音しているのに、ノイズが気にならずにきれいに録れていること。
 一瞬ガンマイクを持った人が映るのだが、カメラが遠く離れることもあったので、前野さんの体か、その場所に前もってマイクを仕込んでいたりして録ったものと合わせて音源としているのだろう。
 あと、元日の夕方指定の一発撮りだから、天気がどうなるか気になったと思うが、時々雲がさしたのか暗くなる以外は、明るすぎて影が出ることもなく絶好の天気だったようだ。
 上映が終わって場内が明るくなって拍手が起こると、いつの間にか舞台挨拶の3人が出入り口に近い客席に来ていてずっと観ていて、監督が立ち上がって礼をして拍手に応えていた。
 そして、本編後の監督と前野さんに対するお客さんのQ&Aが始まる。
 このおかげで、今日10月19日が『ライブテープ』を作るきっかけになった監督の父親の死からちょうど1年だったこと、元日ロケの意味は元日が誰にとっても特別で印象深いからと、監督が実際に吉祥寺の街で家族で外出していたからという、重要な話を聞くことができた。
 Q&Aの最中に、監督に「サングラスをはずさないの?」と聞かれた前野さんが、はずして目の前のお客さんにプレゼントするというアドリブを見せた。
 でも、サングラスってそんなに気前よくあげられるものなの?もらった方も嬉しいとは限らないんじゃないの?が気になる。
 23:25頃にQ&Aが終わってお客さんたちと一緒に退場すると、劇場の外に3人が待っていた。
 電車の時間が迫っている中、たまたま空いていたつぐみちゃんに話しかけるが、ノープランだった上に完全に舞い上がって、「ブログ、見ています」程度のことしか言えなかった。
 それでもつぐみちゃんの方から握手をして頂いて、結局総時間30秒ぐらいでその場を立ち去ってしまった。
 もうちょっと身のあるやり取りができたはずなのに、完全に失敗した。
 そのまま乃木坂駅まで歩いて、電車に乗って帰り、地元の駅に着いたのは24;40頃だった。