シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

 『パリ、ただよう花』 ★★★☆

【原題】Love and Bruises(意味「恋と傷心」)
2011年、フランス=中国、カラー、1:1.85、105分、仏語&北京語(日本語字幕)
【監督&脚本】ロウ・イエ、他【原作】リウ・ジエ「裸」
【出演】コリーヌ・ヤン、タハール・ラヒム、他
2013/12/27(金)鑑賞、UPLINK X、約7人/約40席
<ストーリー>
 恋人がいながら、北京で知り合ったフランス人の男を追ってパリの大学に留学した中国人の女が、到着早々そのフランス人男性に振られて、直後に出くわした肉体労働者の男と、薄々ろくでなしと感じながらも、ズルズルと離れられず踏み込めずの関係を続ける。
<感想>
 傍目には不合理とも思えるダメな恋愛を、絶妙の自然な演出でわざとらしさや嘘くささを感じさせず観る者を惹き付け続けるロウ・イエ監督の手腕は素晴らしく、並の映画監督では到達できない領域に達している。