シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『暗号を解読せよ』」 ★★

【原題】The Code(意味「暗号」)
シーズン4、第1話
1969年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約46分
【監督】スチュアート・ハグマン【脚本】ケン・ペタス【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、レナード・ニモイ、グレッグ・モリス、ピーター・ルーパス、他
2017/07/19(水)再放送(17:58 BSジャパン)、2017/07/20(木)鑑賞
<ストーリー>
 中米の東側のヌエバティエラ国の独裁者ブラヴォーが、隣国のサン・クリストバルの侵略を企んでいて、同盟関係の連邦共和国から、作戦司令書を暗号化して仕込んだ写真を受け取ることになっていて、その暗号解読と同盟の解除が命じられた。
 ヌエバティアラに潜入したアメリカのスパイに扮したリンダが、サン・クリストバルから旅客機でアメリカに脱出したが、ひそかに捕らえられた(ゲバラのような)革命家に変装したパリス(ニモイ)がその旅客機をハイジャックして、約10年ぶりにヌエバティエラに入国した。
 彼を大統領官邸に護送する自動車をすり替え、中に潜んだバーニー(モリス)が官邸に侵入した。
 リンダのコンタクトレンズ内に仕込んだニセの情報をつかんだブラヴォーと連邦共和国から派遣されたヤノスは、それを共和国に送るために暗号化し、バーニーの操縦するロボットが排水管を通って暗号化の作業を真上から撮影し、受信したジム(グレイヴス)が映像を録画し暗号解読を始めた。
 解読が終わらない段階で作戦司令書が届き、その暗号も録画をした後に解読に成功して、サン・クリストバルの軍隊が侵略軍を迎え撃つ体制を取れた。
 ブラヴォーとヤノスはお互いに相手が秘密を漏らしたと言い合い、彼らも両国も仲間割れした。
<感想>
 作戦はシンプルで、敵の間近に潜入して隠しマイクで状況を伝えるパリスも含め、各人が重要な仕事を無駄のない仕事ぶりでこなす。
 でも、そんな風に展開がシンプルで無駄がないと、結果的に地味な印象で手ごたえを感じられず見劣りしてしまうのが「スパイ大作戦」の特徴。
 展開に穴があっても、視聴者を惹きつける見せ場がある回の方が面白い。
 シーズン4になって、マーティン・ランドーが彼と似たキャラの俳優であるレナード・ニモイに代わられ、ランドーの当時の妻のバーバラ・ベインも降板し、IMFは男のみの4人がレギュラーメンバーになって、女性ゲストが週替わりでメンバーになった。
 この第1話はあまり幸先良くなかった。